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幽霊塔
幽霊塔
江戸川乱歩/東京創元社
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総合評価

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    1937年、乱歩が黒岩涙香の翻案小説をリライト。子供の頃、さらにリライトした『時計塔の秘密』を夢中で読んだ。ミステリー、サスペンス、ロマンスが複雑に絡み合った娯楽小説の傑作。90年前の小説で古臭さもあるが、それも魅力。とにかく面白く、お勧め

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    投稿日: 2024.07.04
  • 単なる推理小説というより傑作エンターテインメント

    本作はアリス・マリエル・ウィリアムソンの海外推理小説『灰色の女』を黒岩涙香が翻訳、翻案した『幽霊塔』を江戸川乱歩がさらに翻案、上梓した作品です。 あの江戸川乱歩が惚れ込んだほどですから、その面白さは折り紙付きです。 その、謎が謎を呼び、次から次へと起こる目まぐるしいまでの展開により読者を惹きつける作品の魅力はぜひ一度青空文庫で涙香版を読んで欲しいところですが、いかんせん明治時代の文章は現代の読者に少々敷居が高いと言えます。 そこで、涙香版ではかなり無理のあった設定を改めながら大筋で涙香版を踏襲し、現代の読者にも読み易くなった乱歩版であれば、この最上の娯楽作品を気軽に楽しむことができるでしょう。 現在はより現代的な翻訳もあるようですが、パワフルな翻訳の涙香版を引き継いだ本書は一読の価値あり、です。

    3
    投稿日: 2013.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江戸時代、渡海屋と言う富豪が作り地下で死んだ屋敷。渡海屋の財宝伝説。その屋敷を買い取った長田鉄の殺害事件。犯人の腕の肉を食いちぎたた鉄。鉄の養女・和田ぎん子にかかった容疑。獄中で死んだぎん子。その屋敷を新たに買い取った児玉丈太郎。児玉の甥・北川光雄が屋敷で出会った野末秋子。秋子がお参りする和田鉄の墓。偽の電報で呼び出された児玉と養女で光雄の許嫁・三浦栄子。秋子に嫉妬し正体を暴こうとし家を飛び出た栄子。親しくなった児玉と秋子。秋子を栄子の変わりに養女にし同伴者・肥田夏子と屋敷に引き取る児玉。秋子を強請っている黒川弁護士。あるパーティに現れた栄子。長田鉄の養子・長造を伴っての登場。秋子の正体を暴こうとしたが失敗。夜中に盗まれた秋子の手帳。岩淵甚三という人物に送られた手帳。犯人は肥田と思われたが。何者かに毒を塗った短剣で刺された光雄。池のなかから発見された首を切られた栄子らしき遺体。森村刑事の捜査。秋子にかかる容疑。夜中に秋子を脅す肥田夏子と謎の男。男をつけて汽車にのる光雄。事故で転覆した汽車から男を救いだし家に送り届けた光雄。男の正体は岩淵甚三。岩淵の家にやって来た医学博士・股野との密談。傀儡の少年と閉じ込めれた光雄の脱出。帰宅して知らされた丈太郎に盛られた毒。濃くなる秋子に対する疑惑。芦屋暁斉を訪ねて秋子の秘密を知る光雄。秋子の無実の証拠を握る黒川弁護士からの要求で秋子を諦めることに決める光雄。時計塔で発見した秋子。時計塔の冒険の後に発見した財宝。隠し扉から屋敷に戻ると部屋の中に3つの遺体。長田長造、夏子の猿、栄子。栄子は運よく助かり事件の顛末を語る。

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    投稿日: 2008.07.22