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桐野夏生 / 集英社文庫 (25件のレビュー)
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Anony
感想 自分に嘘をつかない。それは良いことなのか。自分を殺すのももったいない。せっかくこの人生を生きているのだから。
投稿日:2024.06.04
going_mayuway
https://lib-opac.smt.city.sendai.jp/winj/opac/search-detail.do
投稿日:2024.06.03
ビスコ
このレビューはネタバレを含みます
単純にエンタテインメントとしてとても面白かった。 誰も彼も自分勝手すぎて、登場人物の誰も好きになれない。 が、誰も幸せにはならないけど、誰も不幸にならないラスト、ちょっと泣きました。
投稿日:2024.05.29
ろこ
全員の言い分がわかる気がするからこそ、代理母がうまくいくかは運や縁になる気がした一冊。本書では、産まれてからうまく噛み合わなかったので、ああいうラストになってしまった。言い方は悪いですが、全員初めてだ…ったのでどういう気持ちになるかまったくわからなかったのではないでしょうか。しいて言うならその気持ちの動きをフォローできなかったコーディネーターのミスなのかもと思いました。 わたしが日頃思っていることがあります。子供を産み育てるときに責任が伴うのは当たり前。でも、その責任が重くなりすぎると誰も持ちたくなくなる。何でも個人の責任、親の責任と言いたくなってしまうような世の中の流れの中で子を持つことはとても難しいものだと思いました。 産めない女性とは?子を持つとは?代理母とは?男性とは?取引とは?なんてことをずっと考えさせられる本です。 ■本書全体に大きくのしかかる貧困 「全部貧困のせいだ」って言いたくなるほど、すべての根源となっているように思いました。どの場面でも、その行動をするのは「お金」だよね?と思わされました。一生懸命でも適当でもずっと同じ賃金。かといって、会社も派遣さんを正社員登用するほどのお金はない。人材不足と言われつつ派遣制度は減らない。田舎に戻ったら仕事は限られる。でも、働かないと生活できない。その一方で・・と考え始めるときりがなく、重かったです。 ■りりこの潔さ 本書のなかの清涼感あふれる人物りりこ。意見がはっきりしていて清々しい印象を持ちました。意外な過去が出てくるかと思いきや、出てこなかったところが、より清々しさを引き立てました。彼女の仕事の描写は、はじめはドキッとすると思いますが、「快楽のみであえてその先の苦しみは書いてない」など話の中でいいアクセントとなっていました。 ■リキのこの先・・ 心配しかありませんでした。解説では「清々しさ」という表現でラストシーンを表現されていましたが。確かにわたしも一瞬その感覚を覚えました。赤ちゃんって不思議と「かわいい。守りたい」と思わせてしまうんです。それが赤ちゃんの生存戦略とも言われています。だから、子供を育てる親として心配してしまうのです。ひとりで初めて子育てをする困難さを。「かわいい。守りたい」と感じなくなったあとのことを。特にリキは今までの行動からして危なっかしいところがあったのもそう思わされます。元手があるとはいえ、リキにはラストシーンの時点で収入の手立てがありません。住むところも。体調も万全でない。親も手伝えない。資格もなくて子持ち。繰り返されるってこういうことなのではと思ってしまいます。続きを読む
投稿日:2024.05.28
アヤカ
不妊治療、代理出産というテーマが気になり、広告を見て即決で購入。 登場人物全員の自己中心的な思考がリアルで、人のエグ味を感じて面白かった。 どんでん返し的な要素がもっと欲しい気もするが、とにかくストー…リー全体に感じる個々人のエゴがざらざらとした読了感に繋がって良い。続きを読む
投稿日:2024.05.27
火曜金曜燃やせるゴミの日
いまは小説にかかれるような題材であったとしても、この先の日本で現実に見聞きする話になりそう。基、悠子、リキ、それぞれの感情の揺れ動きが丁寧に描かれていて、それぞれの感情を味わうことができた。りりこの存…在も面白かった。続きを読む
投稿日:2024.05.26
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