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紀蔚然, 舩山むつみ / 文春文庫 (5件のレビュー)
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katokicchan
このレビューはネタバレを含みます
台湾は遊びに行きたかったけど機会無く終わりそう。台北歩き経験有りにとって本作は臨場感満載になると、行ったことがないのにそう思えてしまう。自分語りのストーリーだけど、なんか読みやすいし軽い文体に惹きつけられて一気に読み終えた。私立探偵の旗揚げ物語に少しだけハードボイルド要素や台湾独自の宗教観が加わり、警察との協力関係で事件解決に臨んでいく展開。私立探偵っぽさがあまり出てないのも好感。華文ミステリが気になり揃えたうちで1作目の着手だが、第一印章として華文で一括りにできない幅の広さを感じている。最近文庫化され、また続刊も出て早速入手、文庫化になるまでに読みたい(いつもそう思う)。
投稿日:2024.06.07
sayasayaya
2冊分のボリュームがあり、 前半の事件だけでお腹いっぱいだったけど、後半からスピードアップして グイグイ読めた。 ただ、ちょっと物足りなかったかも。 台湾の雰囲気の分かる描写だったのがよかった。
投稿日:2024.06.03
シキモリ
単行本刊行当時より気になっていた台湾初のハードボイルド探偵小説。ハードボイルドの様式美に則りつつも、京極堂さながらの蘊蓄が飛び出したり、サイコ・サスペンスの要素が顔を覗かせたりと、ハイブリッド型の探偵…小説とも言えようか。劇作家兼大学教授の主人公がその地位をかなぐり捨て、裸一貫で無許可の探偵業を営むという設定も実にユニークだ。哀愁と共に希望を漂わせる終章の締め括りも心憎いが、著者自身の経験が反映されたという主人公の内省が延々続くのは好みが分かれそう。今作でそれらを出し切ったと仮定して、二作目にも期待したい。続きを読む
投稿日:2024.05.27
馬南神空
主人公を含め、登場する人々のキャラクターが強烈。台湾のお話だけれど、香港あたりのアクションコメディ映画を連想した。彼らの引き起こすドタバタには笑ってしまう。狭義のハードボイルドとはひと味もふた味も違う…が、これはこれで立派なハードボイルドでしょうね、やっぱり。続きを読む
文藝春秋公式
【邦訳版もミステリー文学賞をダブル受賞!】大学教授を辞め私立探偵の看板を掲げた呉誠は連続殺人の容疑者に擬せられ、冤罪をはらすべく自ら真犯人を見つけ出すことを誓うが…。
投稿日:2024.04.16
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