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林真理子 / 新潮文庫 (9件のレビュー)
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総合評価:
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cym
8050問題というよりはその可能性と向き合い方。読者としては、第三者目線なのでもっとこうすればいいのに、そういうところだろうなと問題を可視化してしまうが、果たしてそこに自分がいた場合どうだろうか。父親…、母親、息子、姉、加害者、どの立場にいたとしても回避出来ず、同じような思考で行動したのではと、少しぞっとした。面白いという感想は違うかもしれないが、小説として展開が良く、読んで良かった一冊になった。続きを読む
投稿日:2024.05.21
えます
自分の家族を見直す良い機会となる。自分事として読み進めると主人公の家族に感情移入してしまいあっという間に読了。息子、兄妹、母、父、立場によって考え方、悩み、思い描く未来が異なり様々視点から思いを寄せる…ことができる。違う作品も見たくなりました。続きを読む
urara
いじめが原因で中学生の息子がひきこもりになった。 やがては暴力を振るうようになり、ここにきて父親の意識が変わる。 働くこともなく、ひきこもりのまま成人して親の年金で生きていく。 そのまま親が80代、…子供は50代になる。 8050の問題を恐れる気持ちはあるが、この話の核はいじめであって8050問題とは違う。続きを読む
投稿日:2024.05.14
笑太
昨日買って、一気に読みました。 ひきこもりの息子と家族の戦いの物語。 なぜ、息子がひきこもりになったのか、 真相を知ることから、戦うことで自分たちも傷つきながら立ち直っていく。 ここに出てくる高井とい…う弁護士みたいな人はいるのかなとは思ったけれど、歯科医の父親みたいな人やその妻みたいな人はざらにいそう。 読後感は悪くないです。続きを読む
投稿日:2024.05.12
サトコ
このレビューはネタバレを含みます
つまらなくはないです。ただ、書店で手に取り読み始め、すぐ購入を決めた時の期待からは大きく外れました。翔太の人物が意図せずに崩壊していると感じます。復讐とは具体的に何をしようとしていたのか、どう考えていたのかもっと話を聞きたかった。書き切らないのは筆者が読者に「引きこもる人の人格ってこんな感じだよね」と、同一認識を持ってくれているという勝手な思い込みを感じます。引きこもる人間を軽視している気すらしてしまいました。 女性達の描写は相変わらずシニカルでコミカルで面白かったです。 これは誤解を招く言い方なので迷いますが、最初から赤川次郎だと思って読むと、なんか納得いって素直に楽しめたと思います。しかし、理事を務める大学のいきなりの不祥事など色々あって一皮剥けたであろう林真理子が書く社会問題と絡めた小説、と思って読むと、残念な読後感となります。
投稿日:2024.05.10
9b65b5fb7322cdc7
引きこもりの話だが、「80歳50歳」ではない。 「そして30年後、、」みたいな展開があるかと期待していたら読み終わってしまった。 「親がここまで時間とお金をかけて尽力していれば早めに引きこもりから脱せ…るよ」みたいなメッセージかな、、、続きを読む
投稿日:2024.05.07
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