【感想】カラ売り屋シリーズ マネーモンスター

黒木亮 / 幻冬舎単行本
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • fabian

    fabian

    このレビューはネタバレを含みます

    痛快な勧善懲悪ものとして楽しめてしまうのだが、巻末の参考資料やプレジデント誌への寄稿などによって、これらが実際に起きた経済事件であることにあらためて思いを馳せ、その当時の株式市場のざわざわした空気を思い出したりなどして。

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    投稿日:2024.05.30

  • headshrink

    headshrink

    このレビューはネタバレを含みます

    相場師の話というよりは、スルガ銀行やニコラなど、過去にあった企業スキャンダルを書くことがテーマになりつつある。ベースとなった事件は有名なものばかりで新味はない。登場人物もシリーズ化が進むにつれ存在感が薄くなっていくような印象

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    投稿日:2024.05.27

  • supermichael211

    supermichael211

    『マネーモンスター』 黒木 亮 著

     これは面白いです! 真山仁氏の「ハゲタカ」シリーズは通読しましたが、黒木亮氏の「カラ売り」シリーズは初めてで引き込まれました。

     パンゲアというカラ売り屋の活動を、「ミスター液晶(液晶バックライト)」「水素トラック革命(水素自動車)」「地銀の狼(ス〇ガ銀行)」の三本立てで描いています。それぞれ独立しており、短編としても読めますが、前者2作は、かつて携わった業務内容であり、また最後は最近話題になった「ス〇ガ銀行」の話でもあり、いずれも一気読みコースでした。

     「VIVANT」でもカラ売りは取り扱われていましたが、何となく悪者イメージ。しかし、こちらのカラ売りは、不正を問い質す一手法として正義の味方的に描かれています。さらに、中国の出入国管理法、米国の(日本にはない)「内部告発者報奨金プログラム」、米国において上場企業が激減している背景など、あまり新聞などでは知らされていない内容も書かれています。

     経済小説ですが、企業が事業と財務の両輪で回っていることが実感できる一冊です。
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    投稿日:2024.05.26

  • へろ

    へろ

    空売り屋が、液晶製造会社、水素トラック会社、地方銀行に空売りを仕掛け大儲けする話。
    空売りは投資手法として違法ではないが、けっして正義の味方ではない。相手企業の弱点を突いて株価下落に血道を上げ暴利を貪る。
    そのイメージが払拭できないので、不正企業も空売り屋も同じ穴の狢程度にしか見えなかった。
    読者としてはさほど共感できない本だった。
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    投稿日:2024.05.19

  • Gen Uehara (金融マーケットインフラ・オタク)

    Gen Uehara (金融マーケットインフラ・オタク)

    金融業界に従事する者として必須だと思い読んだ。スタートアップの観点、大企業の観点、地銀の観点、そして仕組債についてなどもちろん短略化はされているものの考えなくてはいけないトピック満載だった。金融業界の人はもちろん他の業界の人も教養として十分大事な内容。続きを読む

    投稿日:2024.05.05

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