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朝倉宏景 / 双葉社 (2件のレビュー)
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よつば
読み始めて真っ先に感じたのはゴミ清掃員の方々への感謝。 今日からゴミを減らす事を心掛けようと思った。 本作の主人公は、ゴミ清掃職員として働く日下部朝陽。 朝陽は超潔癖症で「片付けたい男」。 だが隣…の部屋に住む佐野友笑は「ゴミを拾って来る女」。 部屋はゴミで溢れかえり足の踏み場もない。 そんな真逆な二人がゴミをきっかけに自分自身を見つめ直していく。 外からは窺い知れない二人の生い立ちと苦悩を知ると、簡単に潔癖、ガサツとは言えなくなる。 少しずつ歩み寄り、距離が近づく二人の様子が微笑ましかった。 ゴミ問題にも警鐘を鳴らす一冊。続きを読む
投稿日:2024.04.22
Lilly
物が片付けられないのは、孤独を物で埋めようとしているから。 私もけっこう散らかし屋なので、そう言われると、断じて違う!と言いたくなる。 好きなものが多すぎるのと、愛着が強すぎるのと、やりたいことが多す…ぎるだけ。 でも、ゴミ屋敷に住む彼女のことを知っていくと、私がここまでにならずに済んでいるのは、やっぱり孤独じゃないからで、生活を維持できる環境にいるからだとわかってしまった。 手に入れる物、捨てる物、 物はたしかにその人の在りようそのもの。 そして、生まれて捨てられていった物たちは、人類の歩んできた歴史を物語ってもいる。 このままゴミが増え続けたら、どこでそのツケを払うのか。 消費であふれるこの国で、一人一人がもっと考えなければいけない問題なのに。 友笑が作り上げたゴミの王国の住人たちは、想像するだけでも胸に迫るものがあり、まさに社会から取り残された自分たちの姿のようでした。 正反対な2人のドタバタ劇だと思って読んでいたけれど、拾い方、捨て方、生き方について、すごく大事なことを教えてくれるいい作品でした。続きを読む
投稿日:2024.04.08
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