【感想】日本仏教に未来はあるか

平岡聡 / 春秋社
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    プロローグ
     本書の構成と内容:前半/本書の構成と内容:後半
    第一章 政治と宗教
     インドにおける政治と宗教/中国における政治と宗教/政治の傘下にあった日本仏教/日蓮の仏教/アジールとしての僧団/江戸時代:寺請制度/明治以降:世襲制度/現代:統一教会問題/「ダルマ」概念の有無から見た政治と宗教の関係
    第二章 戒律の不在
     出家仏教の背景/在家者との関係/日本仏教における戒律の問題/日本の戒律復興運動/近世以降の戒律復興運動/律不在の日本仏教/インド仏教からあった出家者の腐敗/教祖信仰/仏教に原理主義はない
    第三章 葬式と戒名
     葬儀不要論の第一期/第二期/第三期/葬式をめぐる近年の事例/葬儀の正統性:『大般涅槃経』をどう理解するか/葬儀の歴史/日本における葬送儀礼の歴史/インド仏教:ブッダの名前/戒名の正統性/授記思想は戒名の起源となりうるか
    第四章 組織の改革――開かれた組織へ
     新たな僧団の組織運営/政治との距離の取り方/アジールとしての寺院/公共空間としての寺院/絢爛豪華な色衣は必要か/麻三斤/新たな師弟養成過程の創出/外部団体との連携/第三者評価の導入/重要な在家者の役割/社会倫理の確立
    第五章 戒律の復興
     「聖性」の担保/家族を持つ出家者の限界/限界を超えるために/出家者であることの意味/在家仏教とは/戒律の復興に向けて
    第六章 利他の実践――強みを再認識する
     これからの社会の方向性と仏教思想の可能性
     ①自我の相対化 自我の肥大化と科学/無我による自我の相対化
     ②身体性の復活 脳化社会/仏教の修行/修行の意味
     ③物語の創出  娑婆世界を生き抜くために/物語の知の再評価/科学の知と物語の知の統合
     ④多様性の促進 相入と相即/曼荼羅という世界観/共存から共生へ
    第七章 葬式の再建――弱みを強みに変える
     死を意識してこそ充実する生/人称別の死/人称別の死体/方便としての葬式/葬式仏教の問題点/生者と死者の中間にある葬送儀礼/「メメント・モリ」の逆襲/戒名授与の是非
    第八章 異端の出現
     A Few Good Men/遁世僧に学ぶ/異端の仏教者の出現

    エピローグ
     教団は“福田”たりうるか/福田の条件/自覚の宗教を再認識
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    投稿日:2024.02.18

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