【感想】「烈女」の一生

はらだ有彩 / 小学館
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • なごみまくり

    なごみまくり

    歴史に名を刻んだ女性たちは、その生の中で何を思い、行動したのか。性別、人種、文化、階級――数々のスティグマの中にあった20人の人生を、『日本のヤバい女の子』シリーズ等で注目を集める気鋭の著者が独自の視点で紐解く。
    毎回燃えるような情熱を感じるはらださんの新作。いろんなタイプの女性が出てきますが、本当に波乱万丈で、今以上にままならないことも多いのに、パワフルに怒り続けたり行動し続ける姿に胸がぎゅっとなる。決していいことばかりじゃないんだけど、周りから好き勝手言われることもたくさんあって大変なんだけど、何にもなれない自分からするとまぶしくて憧れる。今も男女平等とは言いがたい世の中だけど、私たちが次世代のためにしてあげられることは闘い続けること、声を上げることだと思うので、外野が何を言っても女性が苦しまないですむ社会になるよう続けていきたい。
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    投稿日:2024.05.13

  • tomosankamo

    tomosankamo

    おおよそ1900年前後の歴史に名を残す女性20人の一生が書かれたエッセイ。
    エッセイだけれど、物語を読んだよう…そのくらいそれぞれの生き方が波乱万丈でフィクションとして成立してしまいそうなくらいドラマチック。でも物語として消費してはいけない。
    女性であるけど、ひとりの人間として生きただけなのに、「烈女」と語られてしまったことへの怒り、嘆き、どうにもならなさを追う。
    読み終えて、希望と、まだ残る苦味は、これからも向き合わなくてはいけないもの。
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    投稿日:2024.03.10

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