【感想】1フランの月

安西水丸 / 小学館
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • カレン

    カレン

    やったー!
    また水丸さんの新しい本だ!
    主人公の「僕」は2年過ごしたニューヨークを引き上げ、日本に戻る途中にヨーロッパのあちこちを旅している。
    ロンドンを経てパリ、リスボン、マドリード、アテネ、ローマなど・・・気ままに滞在し、お金が心もとなくなると、知人を頼って仕事をしたり、寄り道というには大掛かりな旅だ。
    外国らしい不穏な事件や、いろいろな人たちとかかわりながら、
    先々の町を楽しむという小説形式だが、「僕」は水丸さんであろうと思って読み進める。
    そして水丸さんの話に出てくる女の人は、やっぱり妖しくて危うくて、ちょっとハラハラさせられる。

    話は未だ旅の途中で終わってしまう。
    まるで水丸さんも今も旅の途中で、いつかひょこり帰国されるようなそんな感じだ。
    〈未完〉という文字が悲しい。
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    投稿日:2024.05.06

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