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佐藤正午 / 小学館 (44件のレビュー)
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まろび
このレビューはネタバレを含みます
登場人物の丸田くんは…湊先生が…佐渡君 といちいち敬称がつくことがわずらわしい。 誰の目線から語られているのかわかりにくか読みづらく感じた。 マルセイとマルユウという呼び名も最後までしっくりこず、2人が入れ替わりしていたことに対して佐渡君の存在は必要あるのか? なぜ湊先生はラストに号泣するのか? 「月の満ち欠け」の時空のねじれ感のある不思議な内容はとても面白かったが、この本は私では理解できなかった
投稿日:2024.06.22
horinagaumezo
38歳の丸田優のスマホに「今年の冬、彼女はおまえの子供を産む」という起こり得るはずのないメッセージが届くところから物語が始まる。 登場人物たちの記憶が曖昧だったり、明確に語られなかったりして、最初はも…やがかかったような感じだったが、読み進めるにつれて、登場人物たちの小学校や高校、大学の頃の過去の輪郭がだんだんはっきりしてきて、また、謎の語り手の正体も明らかになり、話に引き込まれていった。 ただ、最後はかなり尻切れとんぼな感じで、結局何だったの、という思いを拭えなかった。おそらく白黒はっきりさせないというところが著者の持ち味なのだろうが、自分はすっきりしない読後感だった。 また、オカルト要素も物語の重要な部分を占めているが、なんでもありみたいになってしまうので、個人的にはあまり好まない。 だが、本書を読んで、自分も小学校時代や高校時代、大学時代などの記憶が呼び起こされ、記憶というもののつかめそうではっきりとつかめないような曖昧さ、不思議さに思いを馳せることができたのは、よい読書体験だった。続きを読む
投稿日:2024.06.16
brazil-log
佐藤正午「冬に子供が生まれる」 提示される世界は最初から揺らいでるし語り手も誰なのか信用できるのかもわからないし、ミステリなのかファンタジーなのかなんなのか、どういうふうに読んだらいいか判らないまま進…んでいって、中盤あたりでふと、これは人の一生についての話なのかと気づいた。佐藤正午だもん。不確かな記憶、埋もれた真実、憶測と誤解で作られた事実、人の一生なんてそんなものかもしれないし。 中心の4人を除くあらゆる人物が下衆で多くの人物が精神を病んでいる。取り巻く死。終盤に向かうにつれ、その不快で下世話な世界が急に瑞々しく透明になっていく。桜の木の下のラストシーンは圧巻。余韻よ。。続きを読む
投稿日:2024.06.09
ANZU
小学生の時に不思議な体験をした三人、佐渡理、マルセイ、マルユウは高校に入り別々の進路を歩んでいく。だがマルセイの謎の死とマルセイの真秀の妊娠により同級生達そして謎のライターが佐渡に近づき真相はどうなの…かと詰め寄っていく。映画になりそうなお話しだった。続きを読む
投稿日:2024.06.04
dai-4
本の雑誌で気になったのと、氏の久しぶりの著作ってことで、それなら読んでみましょ、と。SFなのか、ミステリとしての謎なのか、何だか落ち着かない雰囲気が終始漂う。それが緊張感として上手く作用していて、頁を…繰る手が止まらなくなってしまう。皆まで描き切らないラストで、しばらく余韻に浸る。良い作品。続きを読む
投稿日:2024.06.03
まなみ
ぐいぐい来て先が気になって仕方なくなりつつ読んだ。面白かったけど最後が私には難しかった。はとげきの方が好きかな。
投稿日:2024.05.30
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