【感想】豊臣家の人々 新装版

司馬遼太郎 / 角川文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
14
4
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • J

    J

    ちょうど大河ドラマ「どうする家康」を見終わったタイミングだったので、秀吉・家康の周辺の家来から側室までキャスト俳優の顔を思い浮かべながらよい答え合わせが出来た〜##

    豊臣家の人々にまつわる9話はどれも深く読み応えありだが、四話「北ノ政所」(和久井映美)、五話「大和大納言」(佐藤隆太)、七話「結城秀康」(岐洲匠)が特に秀吉の強い想いと絡み合って印象深かった。(( )内は「どうする家康」のキャスト〜)
    八話「八条宮」も少年時代の秀吉との結びつきがきっかけでその後の桂離宮の造営に繋がるところはすごく痺れた。
    2023.12.21読了
    続きを読む

    投稿日:2023.12.21

  • 相模守

    相模守

    豊臣秀吉と繋がりのある人物の短編集。才能が無いのに親類が天下人と言う事で能力以上の立場に押し上げられた者。ただ輝かしい天下人の後ろ姿を追いかけた者。才能がありながらも生い立ちの為その才能を発揮出来なかった者。最後の淀殿・その子は何一つ主体性が無く後世に残る業績も無いので秀頼をあえてその子と表現したのかと感じる。続きを読む

    投稿日:2022.04.27

  • shilvio

    shilvio

    ※2011年7月沖縄共同病院に入院中に妻が購入
     入院中に読了
     とても面白く2回読了
     2017.5.6売却@Book Off

    投稿日:2021.08.26

  • yohei89

    yohei89

    圧倒的なカリスマである秀吉と、その急成長に見合わない家族、親族の話。豊臣家はうまく承継されず、内部から腐り、潰えた。
    一家を継続されるには、当主の属人的な能力に依存せず周到なシステム構築が必要。
    なんだか企業の組織論と同じだなー。続きを読む

    投稿日:2021.08.14

  • 豚野郎やどらむ

    豚野郎やどらむ

    数年前に読んだ本。
    ふと思い出したので目次見つつ投稿。

    豊臣秀吉の縁者というのは少なく、多くは義理の繋がりの人間です。小早川秀秋、宇喜多秀家、結城秀康などが世間的に知られている名前でしょうか。

    には北政所などの話も入っています。
    司馬殿の考え方はどこか豊臣家に対する愛があるように思います。他の著書の中でもどこか思い遣りを感じました。表現が慮るようなものが多く、それを妨げた人物の行動は痛烈です。
    例えば小早川秀秋、彼自体は再評価する動きもありますし、決して暗愚な人物ではないと思います。
    ただ、無能レベルまでの表現が使われていたので、おや?と感じました。
    ただし、著者の小説ではこのような人物については手厳しく書かれており、読書の心境をわかっているかのような書き方をされています。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.28

  • nonnon04

    nonnon04

    秀吉がいなければ歴史に名を残すこともなかった人たちの、理不尽で哀しい、それでも確かな人の生き様を描き出す。
    秀頼がただ一度家康と対面した場面の凛々しさ、家康を感嘆させた秀康の威厳、人生の最後秀吉の呪縛を解いた秀次。
    続きを読む

    投稿日:2020.06.19

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。