【感想】ケモノたちがはしる道

黒川裕子 / 静山社
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ロニコ

    ロニコ

    野生動物と人間の棲み分け、里山の消失が問題となっている。
    とりわけ今シーズンは熊による被害が連日ニュースでも伝えられていた。
    野生動物が人間の暮らすエリアまで降りてくるには様々な理由があるが、人間の存在が原因でもある。しかし人間にも生活があり、被害を食い止めなければならない。

    過疎化、超高齢社会となった地方での獣害に対する葛藤や苦労を、都会の中学生の視点から語っているティーン向けの小説だ。
    大都市で生活していると、頭の上を素通りしていくような獣害の話も、小説で読めばやはり人ごとで済ませてはいけないことだと感じられる。
    生徒には4類や3類の本に絡めてセットで提供したい。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • mi-nya

    mi-nya

    5.6年。都会育ちの千里は、料理の際に鶏肉についた羽毛に命と肉を感じ怯える。そんな姿を見た母親から、熊本のジイちゃんちに行くことを促され、千里は猟の現場を見ることに。始まりがラノベのように軽いノリがあるが、ジイちゃんに出会った後からどんどん文学らしく猟やわな、動物の習性などの知識、戦争の話題なども入り込み、「片耳の大鹿」などを思わせる自然との共存や、平等な命の在り方を考えさせる一冊になっている。続きを読む

    投稿日:2023.12.02

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