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いぬじゅん / 角川文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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菜の花弁当
このレビューはネタバレを含みます
新卒で入った会社を思い出して少し辛くなったけど、『逃げるが勝ち』を自分の判断でできた過去のわたしを超褒めた。甘えじゃなくて守るための逃げはみんな必要だし、逃げた先に人生を変える出会いがあるかもしれないと思うと人生捨てたもんじゃないな
投稿日:2024.04.27
Tomamu
小学生の頃から続けてきた習い事がツラくて高校生の時に両親の猛反対を押し切って辞めた経験がある。 本書にツラいなら逃げるが勝ちって言葉が出てきて当時辞めて情けないと思っていた自分が救われた気がした。 困難と立ち向かう事も大事だけど時には逃げる事も大切なんだと学んだ。
投稿日:2024.03.10
Akichan
一人の女性が周りの屈託のない優しい人に触れて塞がれた精神から立ち直る物語。大きなストーリーの展開ないが、ひとまずハッピーエンド。 やや出来すぎた感はあるが、素直に読めば良い。 人は誰しも重い荷物持ちな…がら生きているけど、人との関わりで助けられるという優しい物語だった。続きを読む
投稿日:2024.03.05
ちさき
看護師が医療ミスをきっかけに休職を余儀なくされる。 抑鬱で数ヶ月の休職を経験しているので とても他人事とは思えなくて 迷うことなく手に取った1冊でした。 休職をしてどん底にいた胡麦が SESTAというカフェを紹介されて カンセリングを受けたり ボランティアとして働きながら 他のスタッフと関わることで 少しずつ元気になっていく。 抑鬱状態から回復するのって 本当に一筋縄じゃいかないし 何をきっかけに回復していくかも 人それぞれで正解はないと思う。 私も休職している間に実感したけど 細々でも誰かと関わるって本当に大切。 休息が大切なのは勿論なんだけど 人と関わることで 凝り固まった価値観がほぐれたり 自分の無意識の気持ちに気づけたりする。 精神疾患って採血とかで具体的な評価ができないし 今でも「気持ちの問題でしょ?弱いだけ!」 って言ってるのを耳にするし 偏見ってすぐには無くならないと思う。 だけどSESTAのように 理解してくれる人がいて 自分のペースで頑張れる場所が 1箇所でもあれば本当に救われる。 そんな場所が1つでも増えて欲しい。 そして今が苦しい人に伝えたいことは 今が来るしくても必ず理解してくれる人がいるし 自分の居場所は見つかるから 生きることを諦めないで欲しい。
投稿日:2024.01.22
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