【感想】内海の漁師

アーシュラ・K・ル・グィン, 小尾芙佐, 佐藤高子 / ハヤカワ文庫SF
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • るこ

    るこ

    SF。短編集。
    最後の3編は同じ世界観の連作短編風。
    『闇の左手』でも感じたが、独自の世界観が特徴的。
    共通する"チャーテン理論"は難しくてよく分からないが、人間ドラマがよく描かれていて、ストーリーが面白い。
    表題作が一番好き。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.30

  • より

    より

    図書館で。
    最初のSFを読まない人の言い訳みたいなのと宇宙人と邂逅の短編ともう一作ぐらいまでは読んだ。短編は頭を切り替えるのが結構面倒くさい。

    SFの面白さは確かに「こんな技術がある世界」や「こんな条件の社会」で生きる人間を描くことにあるとは思うんだけどその世界にすんなり入っていけるかは人によるとは思う。翻訳で躓く人も居るだろうし、そもそものその条件で躓く人も居るだろうし。ジェーン・オースティンの世界の方が一般的には入りこみやすいのは確かだし。うん。続きを読む

    投稿日:2018.07.05

  • paraparayomu

    paraparayomu

    ル・グィンの短編集 彼女の考えが書かれた入門書
    表紙   6点安田 隆治
    展開   7点1994年著作
    文章   7点
    内容 650点
    合計 670点

    投稿日:2017.03.15

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2008.10.20読了)
    1990年~1994年に発表された8篇の作品が収録されています。6頁の作品、66頁の作品、長さは様々です。
    本の最初の部分に作品とは別にちょっと長めの「はじめに」という前書きが付いています。SFとは何かということについてとこの本に収められた作品についてのアイデアの紹介です。
    SF(サイエンスフィクション)は、架空の思考実験というほどのもので、サイエンスやテクノロジーが必ずしも盛り込まれてなくてもいいということです。
    たとえば、「闇の左手」の主題となるアイディアは、生理学的な空想―肉体の変化がテーマだ。想像によって創り出されたゲセンという世界の人々には個々に性は存在しない。彼らは普段は中性であり、月に一度、ある時は男性として、ある時は女性として発情する。ゲセン人は、男親として女親に子を孕ませることも、また女親として自分で子供を生むこともできる。(8頁)
    最後の三篇には、同じアイディアを使用しているそうです。
    一つは、アンシブルです。アンシブルは、アインシュタインの法則、光の速度より速く移動すること出来ない、には従わない。アンシブルによって、情報は瞬時に送信することができる。
    二つ目は、チャーテン理論です。瞬時航行、瞬間移動を可能にする理論?
    有人宇宙船を光速より速く動かすのを阻んでいるのは、生命か、知能か、それとも意志なのか?(19頁)

    ●内海の漁師
    話の始めのところで、浦島太郎の話が出てくる。浦島伝説と、光速で移動すると年を取らないという話が、物語の最後で、重なってくる。

    全体的に、あまり楽しめませんでした。
    (2008年10月23日・記)
    続きを読む

    投稿日:2010.03.13

  • Sword Breakfields

    Sword Breakfields

    短編集。が、やっぱり表題作を含むチャーテンという技術を巡る3つの話の印象が強いですねえ。特に「踊ってガナムへ」は読み返す事も多かったり。……でも1番好きなのはそれとは全く関係の無い「ケラスチョン」カモ続きを読む

    投稿日:2004.10.09

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