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関川夏央 / 岩波書店 (7件のレビュー)
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総合評価:
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spica2015
新年早々どうなのかと思ったが、正月こそ、人の生涯とその最期を知り、思いを馳せるのに相応しいような気がしてきた。
投稿日:2023.01.02
yuyu6629
知っている人はそうかと思うが、知らない人で関心もない世界の人は全然わからない。しかし、ここに出てくる人はちょっと変わっている。
投稿日:2022.05.24
エプロンパパ
仙波龍英、梶山静六、青江三奈、吉田清治、大貫久男、並木路子、田山幸憲、山田風太郎、モハメド・アタ、古今亭志ん朝、張学良、左幸子、ビリー・ワイルダー、トール・ヘイエルダール、柳家小さん、矢川澄子、ナンシ…ー関、岡田正泰、伊学準、安原顕、天本英世、加藤大治郎/阿部典史、チャールズ・ブロンソン/西村彦次、ネルソン吉村大志郎の晩年を収める。仙波龍英から始めるなど独自の人選の姿勢は変わらない。従軍慰安婦の嘘を騙り続けた吉田清治、パチプロの田山幸憲、テロリストのモハメド・アタ、オートバイレーサーの加藤大治郎/阿部典史、サッカー選手のネルソン吉村大志郎など、この本でその人生を知った人も多い。合掌。続きを読む
投稿日:2022.03.26
boutoumetous
続きが出たのか。図書館でもぎ取るように借りる。 「ナンシー関」から読んでしまう。それではいけない、と最初から読み始める。 採り上げられた26人中、知っていたのは18人。尹学準など、著書『オンドル…夜話』を読んでいるのに名前を失念していた。 母体となった『人間臨終図巻』の著者 山田風太郎が選ばれたのは当然としても感慨深い。 モハメド・アタって誰、と思ったら9・11テロの実行犯。現代史を語る上でスポットを当てたのだろう。 安原顯の闘病は身につまされた。 意義深いシリーズ、年鑑のように続いてほしい。続きを読む
投稿日:2022.03.23
踊る猫
渋い仕事だ、と思う。いずれは誰もが死ぬ。その死と、そこから照射されるその人物の生を描き出すこと。そこにどんな感傷も込めないでただ淡々と描き切ること。それがこの本では試みられる。従って読んでいて楽しくな…る本ではない。自分にも想定外/予想外の形で死が訪れることを思い知らされて辛くなる、と思う。だが、死ぬからその人物はムダに生きた、ということにはなるまい。誰もがその人に課せられたミッションを引き受け、こなし、そして死ぬ。そうした生の過程が平等な強度を以て記される。そこにこの本の美点はある。なかなか手ごわい一冊だ続きを読む
投稿日:2022.02.04
sagami246
「人間晩年図巻」の3冊目。 本書は2021年10月の発行で、2000年-2003年の間に亡くなられた方々が紹介されている。紹介されている主な方々で、興味深く読んだのは、青江美奈、大貫久男、山田風太郎、…ナンシー関、ネルソン吉村大志郎、といった方々。 2000年はバブルがはじけて10年、「失われた10年」という言葉を実際に使っていたかどうか。シドニーオリンピックが開催された年。 2001年はアメリカでの同時多発テロが発生した年。貿易センタービルに飛行機が突っ込む映像を今でも覚えている。その実行犯の1人が本書で取り上げられている。 2002年は日韓ワールドカップの年。日本でのチケットが入手出来ず、韓国まで観戦に行った。 2003年はスペースシャトル、コロンビア号の事故の年。 ミレニアムから21世紀に入る時期。 私的には、2003年からイギリスに留学した時期。その後の職業人生を考えると、とても大事な決断であり、経験であった。 そういったことを考えながら読んだ。続きを読む
投稿日:2021.12.22
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