【感想】教養としての猫 思わず人に話したくなる猫知識151

山本宗伸, 富田園子 / 西東社
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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ブクログレビュー

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  • 前太ハハ

    前太ハハ

    このレビューはネタバレを含みます

    図書館のおみくじ企画で当たった本です。
    私自身は完全なる犬派ですが、読んでみると猫の生態も面白く、豆知識が増えました♪
    面白かったこと、羅列しておきます。長いよ!

    ☆猫の祖先はミアキス。はじめは森に住んでいて、その後森から砂漠に追いやられた弱者が猫の祖先。
    砂漠にすんでいた名残りとして、水をあまり飲まない、尿が濃くて臭い、砂で排泄、という特徴があるそう。

    ☆日本固有の猫は、ジャパニーズボブテイルという短いカギしっぽの猫だったそう。浮世絵などに残っている猫はしっぽが短いから驚き!
    それが1950年代、海外から洋猫が多く輸入され、当時は放し飼いが普通だったためあっという間に混血となり、純血種は残っていないそう(涙)。

    ☆猫の毛はもともと4「キジトラ」しかいなかった。
    突然変異で違う色の猫が生まれても自然界では目立つので生き残れなかった。それが人と暮らすようになり人が珍しい毛色を重宝し、繁殖させたことで様々な色柄が発生、現在に至る。

    ☆猫の話じゃないけど、ヒツジやヤギが持つ縦長の瞳孔は水平方向の視界が鮮明、敵のことを幅広く見渡すことに長けている。
    草をはむときなど頭を下げると瞳孔がくるりと反転し、常に地面から水平をキープ、敵の監視を怠りません!

    ☆遺伝子の関係で、三毛やサビはメス、茶トラはオス、などに分かれやすい一方でクローンを作っても同じ柄にならない。
    また、白猫ブルーアイは聴覚障害が多く夜行性だったため赤と緑の区別がつかない。

    ☆甘味は感じない。犬は甘いものが好きなのに・・・

    ☆前足の手首付近にもヒゲがある、機能も同じ。

    ☆猫の知能は1~2歳くらい。

    ☆男性ホルモンのテストステロンは筋肉の増大や攻撃性を高めると同時に、免疫機能を抑制する働きがあるため、メスの方が長生き。去勢すると寿命が長くなるのはテストステロンの分泌が減ることが大きな原因。

    ☆猫は一度に複数の卵子を排出するため、発情期に複数のオスと交尾すればそれぞれの精子と受精し、異父兄弟を同時に出産する。めっちゃ驚いた!

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    投稿日:2025.04.28

  • menchicho

    menchicho

    このレビューはネタバレを含みます

    猫についてはこの1冊ですべて分かる、と思えるほど濃い内容。よくもまぁこんなに調べたものだ。
    猫の種類、感情の読み取り方はもちろん、遺伝子の話まで出てくる。実は犬派なのでついて行けなかったが、猫派ならば必読だと思う。
    以下、備忘録。
    ・犬ほど品種が多くないのは、ネズミ捕り以外に役目がなかったから
    ・青い目の白猫は難聴が多い
    ・見えているのは青系と緑系だけ。赤や黄色は緑に見える
    ・甘味は分からない
    ・知能は2歳児くらい
    ・野生では単独行動
    ・食べ物さえあれば外に出ないでもストレスを感じない
    ・生後2~7週間で飼えばよく慣れる

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    投稿日:2025.01.24

  • AIKE

    AIKE

    猫に関する歴史から雑学まで、網羅的に紹介している本。
    その範囲は非常に幅広く、かつ緻密で、数多くのデータにも基づいており、信頼がおける。
    歴史に関する部分などは、よくもここまで調べたなと感嘆する。
    解になりがちな内容を、可愛らしいイラストと共に端的に表現してくれており、理解しやすいし、頭にも入ってきやすい。
    猫好きには是非ともおすすめの一冊。
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    投稿日:2024.08.19

  • 華散里333

    華散里333

    知ってるようで
    知らなかった


    構造
    修正
    諸々が知り得る

    一番のビックリはマタタビ
    ホンマかぁ?ソレ(⁠☞⁠ ⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠)⁠☞

    投稿日:2024.03.25

  • sazuka

    sazuka

    帯に「デキる下僕の必読書」とある。
    そう、我々人間は猫の下僕なのである。
    よく「猫派? 犬派?」と分けようとするむきがあるが、猫も犬も同じ祖先から派生したものであり(本書にも触れられている)、しかも犬はネコ目だし(正確には食肉目だけど)、とにかく犬と猫とは比べるものではないのだ。
    本書に出ている多数の「教養」は、正直どうでもいいものもなくはないが、多くを占める、猫のルーツのお話は、読めば読むほど猫が好きになってしまう。かわいさがじわじわ増幅してくる。
    リビアヤマネコのうち、人懐こいやつが猫に変わっていった、というのは知っていたけれど、そのあたりの話が、ほんと、猫になってくれてありがとう、という感謝の気持ちが湧いてくるような感じで書かれている。
    猫の模様や目の色の話なども、これまで会ってきた一人一人(?)の猫について思いを馳せられる。
    これで猫を好きになる、というよりも、猫が好きな人(猫の下僕)が、もっと猫を好きになるための本。
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    投稿日:2024.01.30

  • manndanana

    manndanana

    猫についての歴史や特徴が体系的に書かれていて、自分が飼ってる事もあり「そうよね!」と同意したり「そうだったんだ!」と納得したりの連続。
    『ねこのきもち』等を愛読してる人にとってはおなじみの知識の復習にも。

    イラストレーターさんが複数人いるみたいなのですがどれもかわいい。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.29

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