永井 路子 / 朝日文庫 (15件のレビュー)
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とんだりはねこ
天皇の外戚になるべく、ひたすら、娘を天皇に嫁がせる。おばと甥の結婚など、今の時代では考えられないような縁組にびっくり。 人間関係を理解するのに、複雑な家系図が必須だった。
投稿日:2024.12.03
ミルモモ
道長と倫子の心模様の描写が面白い。それにしても内裏やお屋敷の火事が多すぎ! このころの支配層を支える資金源が中級貴族が受領として地方で溜め込んだ資産で、その任免権が権力の源というところが目から鱗。
投稿日:2024.08.29
マミ
折からの疫病により、上座にいた公卿が姿を消し、永遠のライバルであった伊周が失脚。 貴族社会の頂点に立った、道長。 娘・彰子、姸子、威子がそれぞれ、太皇太后、皇太后、中宮と、三后を独占し、父や兄が味わ…ったことのない幸運を掴んだ絶頂の日に、 『この世をばわが世とぞ思う望月の虧けたることもなしと思えば』と誦んだ道長。 その夜は十六夜。月はかけ始めていた。 まもなく、道長の前途も月と同じように欠け始めていく。 続きを読む
投稿日:2024.08.05
すみちゃん
三男だった道長が大出世をした史実と やや傲慢にも思えるあの歌の存在で 栄華を極めた、計算高い男という印象だったが この物語の道長は、平凡児。 口癖は「ああ、何たること、何たること」だ。 それでも、野…心は少なからずあり、成長しながら 確実に幸運をつかみ、それに甘んじることなく 場を見極め、理由をつけ政治家として生きた青年として描かれている。 大河ドラマの影響か、この時代を背景にした本をたくさん目にしたため購入したが、さすが永井路子さん。 歴史が好きなため、どんな人にも歴史に触れてほしいと分かりやすく書きたいという記事をどこかで読んだ通り、読みやすかった。 この本を読んだあとに、道長のあの歌を読むと また違った印象になりにんまりしてしまった 「この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」 続きを読む
投稿日:2024.06.18
ヨムヨム
このころの政治って、権力を持つこと、権力を自分の子どもに受け継がせることに必死なのね。あれっ、今も同じ?
投稿日:2024.05.23
kitano
このレビューはネタバレを含みます
古典を習い大鏡に面白さを見出す才女が描く王朝小説 タイトルになっている「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」でラストを 飾る構成、本書は上下巻の下巻・・・上巻は後日w 歌は、長女彰子(一条天皇)二女研子(三条天皇)四 女威子(後一条天皇)五女嬉子(春宮嬪=御朱雀天皇)と四女までの喜び(威子立后宣下)を宴で詠んだ歌 章毎に視線が変わるので若干の違和感があるものの、 史実を複眼的に別方向からとらまえていて面白い 永井路子先生の政治状況・人間関係から推測して描く 物語は、最近読み漁っている学者さんの論と差は無く 本当に史料に親しみ研究されていると頭が下がる
投稿日:2024.05.09
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