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西加奈子 / 集英社文芸単行本 (91件のレビュー)
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airi0729
仕事中も 早く本を開きたくって ウズウズするくらい 西加奈子先生の本が大好き ジャンプの発売日が楽しみな少年や アイドルのCDをフラゲしにいくオタクたちと 同じ感情で 西加奈子先生の新作がいつも楽し…み 今回も、とてつもないエネルギーと文体で 世の中に光を放っていた そこそこフェミニズム系の短編集なども増えて ある種、女性作家が通る登竜門的なテーマだからこそ フェミニズム全開な作品をまとめることって 勇気がいると思うけど ユーモアのある 突拍子のない設定とか それでいて、なんだか ふんわり感じていた 私が悩まないといけないことなの?という鬱憤を 「あなたは あなたの身体を受け入れたらいいんだよ」って言ってくれる そのままを肯定してくれるけれど 課題から逃れることではなく 自分と向き合って社会と対等だと叫ぶ 希望を放つ西先生にエネルギーもらった!続きを読む
投稿日:2024.05.18
マルガリータ
世知辛い世の中で、本当の『わたし』を模索し続ける8人の女性たち。覚醒した『わたし』が、非難すべき言動を太字にし、従順な『わたし』に報せる『あなたの中から』。警戒アラートを発する都庁に向かって絶叫する私…『チェンジ』。性差別、貧困、ルッキズム…敬遠しがちなテーマに力強く斬り込む著者に『I miss me』を感じた。続きを読む
投稿日:2024.05.14
とある読書家かえるちゃん
ずっと読みたいと思っていた西加奈子さん。 本書が初読、コテコテの関西人というイメージがあったのでイラン・テヘラン生まれというのには驚いた。 すごい人だなと思った。一瞬でファンになる感覚。 西さんのモ…ヤモヤとか女性として腹が立った経験とかたくさん詰まっていて励まされた。 他の方の感想に、「登場人物がみんな強く生きてて良い」と書いてあってその通りだなと思った。 「私は自分の存在に、窒息などしなかった。どころか私は、自分のこの濃厚な体に守られ、深く息をしていた。」続きを読む
nawomi
女性であることだけで、差別や侮蔑に合う。容姿や若さのことで揶揄される。それは学校で、勤務先で、街で、普通に起こっている。いつもどこかで感じていたのに、嫌悪に気づかないふりをして、それが当たり前などと思…って受け入れていた。どうして自分はなにも気づかないふりをしていたのだろう。 8編の女性たちはみんな私なのです。 ジェンダーに対して少しでも世界が変わっていくことを祈ります。続きを読む
あの屋
短めの短編なのに、重くて深くて、なかなか読み応えがありました。ドキドキと考えさせられる話題が多くて、ドキドキしました。 2024/4/4読了
投稿日:2024.05.13
maico
『くもをさがす』を読み終え、少し経ってから今作を読んだ。 女性の生きづらさをリアルに描いた短編集。 それぞれの登場人物のこころの痛みや傷口に触れたようで、同じ女性として読んでいてひりひりとこころが痛む…ような感覚があった。続きを読む
投稿日:2024.05.11
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