【感想】セクシー田中さん(7)

芦原妃名子 / プチコミック
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
4
4
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ryomasanori

    ryomasanori

    「砂時計」で有名な先日お亡くなりになった芦原妃名子さんの作品。1巻から7巻。登場してくる人物の人物像や心の動きが丁寧に描かれている。登場する人物のキャラクターが個性的でとにかく面白くて元気がもらえるとともに、いろいろ考えさせられる作品。
    田中さんの生きる姿に影響を受けて周りの人達がどんどん変わっていくとともに、ネガティブな田中さん自身も変わっていって前へ前へと進んでいくところがステキ。
    田中さんがピンチの時に付き合っている彼氏を置いて田中さんのところに駆けつける朱里の田中さん愛もものすごい!
    価値観の違いって付き合っていく上で大きな溝があるように思えるが、尊敬する相手や大好きな相手によっては少しずつ溝が埋まっていくどころか、大きく変わることもあるんだなと感じた。
    こういうステキな作品を生み出してきた芦原さんが亡くなってしまったのは本当に残念でたまらない......

    心に残った言葉
    ・なんで、皆、自分には大した価値がないって、すぐに、思っちゃうんだろう(朱里) 第1巻
    ・失敗してもいいじゃない。
    僕達は〝上手に踊る京子〟を観に来たんじゃないんだよ。頑張って一生懸命練習して、逃げ出したいのに逃げ出さずにここにいる 〝今日〟の京子を観に来たの(田中さんの両親) 第4巻
    ・それは、全部、田中さんが作った僕だ。彼女が僕の中にいる。(笙野)第7巻
    ・田中さんが誰を選んでも、誰も選ばなくても、背筋をピンと伸ばしていても、時々曲がっても、私はいつでも、田中さんの味方です(朱里) 第7巻

    続きを読む

    投稿日:2024.02.23

  • 373

    373

    普段漫画はここに記録しない派だけど、セクシー田中さんは他の漫画とはまったく違うと思っているから記録する。
    この漫画を読んでいると自分が柔軟で優しい人間になれる気がする、そこが好き。
    キャラクターもみんなかわいくてどうしようもない感じがすごく好きで、なんかほんとうに実在している人みたいに愛おしい。続きを読む

    投稿日:2024.02.21

  • paradiso0123

    paradiso0123

    このレビューはネタバレを含みます

    笙野の「僕の中に田中さんがいる」の台詞を改めて読んで、私の中にも田中さんがいて、灯里ちゃんがいるなんだな、それってすごいことだなって思いました。芦原先生の作品はどれも私に色々なものを下さったかけがえのないものです。
    きっと皆さんの中に芦原先生がいる、んだと思います。
    ずっと大好きです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.06

  • NORIS

    NORIS

    テレビドラマがおもしろいので、12月から1〜2週に一冊ずつ読み進め、いよいよ七巻(最新刊)というタイミングで作者の訃報、いつもの大型書店やネットストアは軒並み在庫切れになってしまったけれど、灯台下暗し、地元の本屋さんには1〜7巻まで一揃いあって、ようやく手に入った。

    第7巻は秋のドラマが始まるタイミングでの最新刊で、巻頭にそれに関してのあいさつ文(8月末の日付入り自筆1ページ)も入っている。
    物語は、笙野のお見合い、灯里が小西と付き合い始め、三好さん田中さんに急接近という大きな曲がり角。ドラマでは第9話。原作者が脚本も執筆、とは聞いていたが、ドラマ化をめぐってそんなにも苦しみ葛藤していたとは…いまあいさつ文を読むと、複雑な気持ちになる。このあとは2024年1月号に最新話があったようだけれど、それが絶筆になり未完に終わってしまった。ドラマとはまたちょっと違う展開で登場人物一人一人が周りの人との交流の中で立ち止まりバージョンアップしていく、この続きがもう描かれることがないというとりかえしのつかないことになってしまって、ほんとうにかなしい。8巻、出るのかしら…

    [第13幕]何向き?
    [第14幕]失敗しに来たんです

    初出:「姉系プチコミック」2023年5月号、9月号
    続きを読む

    投稿日:2024.02.02

  • 湖永

    湖永

    笙野が母親の気持ちを汲んでお見合いをし、その相手といい感じになっていく。
    朱里からは、くされ昭和脳とか無神経でえらそーとかサイテーだとかムリだとか散々な言われようだった笙野なのに、お見合い相手に自由で寛容で女性に理解があって…と褒められると、それは全部田中さんが作った僕だ。彼女が僕の中にいる。…と
    自分でもわかるほどに、田中さんから影響を受けていた…。
    でも無理なことではなかった。
    何もかも自然にそうなっていた。
    いったい、田中さんて…。

    笙野と会うことが少なくなった田中さんは、少ししょんぼりしているようで。
    それに気づいているのか、どうなのか⁇三好さんの接近が半端ない…。

    何かあれば朱里に頼るようになった田中さん。
    朱里の「田中さんが誰を選んでも、誰も選ばなくても背筋をピンと伸ばしていても、時々曲がっても私はいつでも田中さんの味方です」と言う姿、カッコいい。
    田中さん推しの朱里も憎めない存在で必要な存在になっている。


    どん底に落ちても死にそうになっても友達がいるからきっと大丈夫…!!

    どうなる?

    ドラマではふわっと終わった感じだが…。
    まだ続きそうなコミック。



    続きを読む

    投稿日:2024.01.15

  • あやか

    あやか

    このレビューはネタバレを含みます

    昭和の時代は
    24までには結婚みたいなものがあったけど
    作中で
    まだ24だから結婚は〜 みたいな
    時代は令和なのね
    アラフォーな田中さんたちは昭和うまれなのね

    笙野の見合い相手は落ち着いた雰囲気だけど
    何歳なんだろう
    田中さんと笙野の関わりを知っているから
    もやるけど
    元昭和男笙野に
    そこまでの変化を与えた女性(田中さん)がいるって
    田中さんと笙野が
    恋愛関係になかったとしても
    ちょっともやりそうだけど
    お互い初恋相手ではないのだから
    そういう関係性含めて付き合っていくのが
    大人なんだろね

    結婚は紙切れだけの関係で
    それを紙切れだけの関係にしないためには
    水(愛情や思いやり 敬意)が必要なのでしょう

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.29

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。