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小田扉 / アクションコミックス (1件のレビュー)
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まっしべ
こういう、‘ちょっとズレた日常劇’みたいな話はアタクシ大好物。 しかも読み味はよりどりみどりのバラエティアソートパックのような一冊。割合としてはまあまあ日常寄りでありつつ、不思議で変な設定や出来事を差…し挟みつつ、微笑ましい話に切ない話やくだらない話etc.飽きずに楽しめる作品集。 11話収録。 《第1話 ゴルゴン地蔵》…横須賀中央駅近くのあのベンチの銅像かと思ったらドンピシャ!恐ろしい程のローカルネタから始まる実にくだらなくも心惹かれる話。この感じはわりかし最近読んだ『散歩する女の子』と近い気がする。街中の銅像や石像って謎のポーズや構図のものが確かにあるよね。 《第2話 突撃!次の家庭訪問先!!》…こういう、昔は何らかの意味があったんではないのかというモノが時を経て使途や意味がわからなくなる、みたいなケースは例えば‘座高測定’や‘銅鐸’とかがまさに同じ感じだろうか。 《第3話 ぐるぐるゴロー》…老犬と少年。1日だけ互いの意識が入れ替わってみたら、という話。いつまでも子供だと思っていたのに、いつの間にかこんな立派になっちまって…。という親心と応える子心。 《第5話 飛べ!八つ裂き光輪!》…すごくくだらないのにジーンと沁みる。生きてこそ、とも思うし、ちゃんとわかってくれる人は必ず居るので、真っ当な道を堂々と歩み続けたいものであります。 《岩田と異人シリーズ》…つい読み込んでしまった連作群。やはりくだらないのだけど意表を突いたシリアスとファンタジー、話の繋がり方に目が離せない。 面白かったんだけどもうちょっと非日常の塩梅が強い方が個人的には好み。 画のすっとぼけた感じと、手の温かみが伝わってくる誠実な線がとても良いなと感じました。 1刷 2024.5.13続きを読む
投稿日:2024.05.13
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