【感想】東京ゼロ地裁　執行 1

裁けない犯罪者に制裁を、というテーマに引かれて読んでみたが、犯した犯罪が凄惨かつ残酷で、かなり苦しかった。

東京地裁民事部の山代忠雄は派手な刑事裁判とは無縁の中年判事。その正体は霞が関「東京ゼロ地裁」裁判長―刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で１００万倍返しのうえ取り立てる…影の裁判所のボスなのだ。（e-honより）続きを読む

「極刑」、「いっそこの手で殺せたら」と読了し、黒川博行さん以来にハマった作家さんとして小倉日向さんは自分の中ではかなり期待した新作だったのですが・・・
正直、物足りなさだけが残りました。
3人の悪いヤ…ツらを裁いていくのですが、裁くまでのプロセスが雑な感じがしましたね。
今回は評価低めですが、次作に期待です。続きを読む

小倉先生の作品は初なのですが、自分と合わなかったのか、あまりテンポ良く読み進まなかった感じがした。
とはいえ、民事部の判事が裏で悪党を裁いていく爽快感は楽しめた・・・ような気がした。