0
マイケル サンデル, 鬼澤 忍 / ハヤカワ文庫NF (10件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
suchio
ハーバード白熱教室をテレビ番組で観た後なのに理解力不足故に読みづらく、読了にひどく時間がかかってしまった。アメリカン・ドリームは今や夢物語になっているんだなぁ。答えの出ない議論に皆何を求めているのだろ…う。結局は、謙虚であることが全てなのに。続きを読む
投稿日:2024.05.30
踊る猫
ぼくたちはもちろん社会の中で・他者との関係の中で自分自身を確認して折り合いをつけて生きていく(「相対的に賢い」「相対的に不得手がある」などなど)。そうした個人性・相違が存在することにこそ人のかけがえの…なさが保証されているとさえ言える(ぼくは本気で言っている)。だが、そうした要素に不条理を感じるのも人の常というもの。「なぜあいつより劣っているのか」とか。そんな劣等感・不平等を個人の努力だけでなんとかさせるのではなく、社会的な制度や政治思想といったバックボーンから改善していくことを本書は説いていると受け取った続きを読む
投稿日:2024.05.27
twshayafune
このレビューはネタバレを含みます
実力も運のうち。 運が良い過程の育ったなら、実力も高くなる。 特に学歴は家庭の所得と大きく関係している。 機会は均等に与えられているとされているが、実際なスタート地点が違うのだから同じではない。 高学歴者と低学歴労働者との間の格差が広がり、それがアメリカではトランプの当選につながったと説明されている。 アメリカの現状がとてもよく分かった。
投稿日:2024.05.21
庭園
能力主義は差別を解決しない "努力して得た能力によって差別を乗り越えた" は美談ではない。美談にすると差別が温存され る。 努力は素晴らしいが、そもそも差別がない社会を 目指すべき。 能力…社会 能力/学力社会は最後の偏見であり差別。 他の差別は糾弾されるが、能力勝者は見下し、 差別を認識もしておらず、むしろ正当化されてい る。これが見えない差別を生む。 特に高学歴が差別に敏感かつ無意識差別をする。 労働者、不細工、太ってる、低学歴なんて 努力できるはずなのに! 教育の限界 チャンスを平等にしても結果は平等でない。 欧州 努力を過小評価 欧米 努力至上主義 黙々と努力できる才能は遺伝で決まっている。続きを読む
投稿日:2024.04.03
やっしー
真の平等とは何か?を考えさせられる本だった。オバマ元大統領等、過去の大統領らの発言・境遇を例とした論拠は理解しやすく、能力主義を市場原理と道徳性の観点から分けて説明している点も分かりやすい。 社会への…目の向け方に気づきを与えてくれる一冊。おすすめです。続きを読む
投稿日:2024.02.04
天道虫
正直なところ読むのに苦労した。理解しきれていない部分もあるので何回か読み返して理解を深めたいと思う。 アメリカンドリームに代表される能力主義は本当に称賛されるべきことなのか、という問いに対してアメリカ…の政治家、経済学者の発言や、過去の事例を参照しながら考えを述べていく内容。 個人的に興味深いと感じたのは、学歴偏重主義の話。国を統治する上で必要なのは名門大学の学位を有していることではなく、「実践知と市民的美徳」であるという主張には説得力があると感じた。(事実ワシントン・リンカーン・トルーマンは大学の学位を持っていない。) アメリカの話がメインではあるが、日本に置き換えられることも多いので、読んでみると新たな気付きや視点を得ることが出来ると思う。続きを読む
投稿日:2023.12.10
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。