【感想】青と碧【単行本版】

このレビューはネタバレを含みます

青のバブの時の絵はあんまり好みじゃないけど、それ以外は凄く良かった。碧は青と出会ってから割とすぐに「こいつ俺の事好きだな」って気付いたけど、マイノリティである事のしんどさを恐れ、ずっと曖昧な態度を続けていて、それでも青は碧のことが好きで。あー、どっちの気持ちも共感出来る。
やっと碧が気持ちを固めることが出来て、迎えた朝ご飯の時、2人して涙こぼすシーン、一緒に泣ける。あと2人の周りの吉田、ありさちゃん、飯田、強烈後輩、みんないい人で、心に響く事を言ってくれる。
ストーリーの構成も、2人それぞれの視点から語られていて、話に厚みが出て読み応えがある。
出来たら３冊くらいのボリュームでもっといろんなエピソードも盛り込んで読みたかった。って思うくらい良いお話。

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