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池谷孝司 / 新潮文庫 (30件のレビュー)
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b'-'d
犯人の生育環境に色々問題があって気の毒だった。 カッコ悪いところを意地でも見せたくないって思いが強すぎて周りに虚勢張ったり心を開かない様子がしんどそうだと思った。 山地を支えてくれた人はいたけれど結果…的には楽観的だと思う判断が多く爪が甘いと感じた。続きを読む
投稿日:2022.12.03
negatebu14
腑に落ちない……といった感想を持ったのが正直なところですねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 結局、これを読んでも山地の内面に迫れなかったのがしっくり来ない原因でしょうかね…彼は弁護士と度々…接見? を重ねていますが、どうも本心を話しているように思えないんですなぁ… それで結局そのまま死刑になっちゃった、みたいな…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー でもまあ、彼の生い立ちなどを知れたのが良かったですかね。後半の、何やら精神科医やらその手の”専門家”が登場してくる紙面は要らなかったかな…必要なことなんだろうけれども、一読者としては退屈でしたねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー アダルトチルドレンやらADHD? の人たちの集まりの会話は興味深いものがありましたけれども… さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー続きを読む
投稿日:2022.07.21
33panda
このレビューはネタバレを含みます
日常生活で発達障害の人と関わっている機会は自分が知らないだけで実はけっこういっぱいあるはず。病院で診断は受けていないが、高齢となった私の父は発達障害だと推測している。(いろんな本を読んであまりにも当てはまるので) 父は一見、普通の人と変わりないけど、関わるとものすごくストレスを感じ、心底疲れる。障害と分かれば優しくもなれるかもしれないが、一緒に生活するのは大変な苦痛を感じる(私は1人暮らしを始めてから楽になった) 昔は発達障害なんていう言葉すらなかったけど、私が小さい頃にこういう障害がある事を分かっていて、もっと福祉が充実していたら、父も私達家族も少しは心を保ちながら生活できたかもしれない。 この本のような凶悪な犯罪は決して許されないが、(p296)英国の「貧しい者にこそ愛を」という精神に学んで、この障害が日本でも広く理解されて、広汎性発達障害の福祉施設が充実され、再犯防止,事件発生防止に繋がれば良いと思う。
投稿日:2022.04.07
内田皇成
実際に起きた事件についての本は大抵そうだが、これもかなり重めの内容で人に勧めるのは難しい。 病気や事件について知る事が大事なのだが、知る、考える事で胸が締め付けられるような感覚に陥るときがあるので理…解するのに少し勇気が必要か。 世間一般では事件の表面をなぞったような部分、知ったつもりなっている人たちの無知な偏見などが、本書のような事件を引き起こす原因になっている可能性を知ってほしいと思う。続きを読む
投稿日:2021.05.14
てつや
10年程度前の本なので、専門分野についてはやや知識が古いと思います。杉山登志郎先生が『子ども虐待という第四の発達障害』でも記されている通り、虐待により発達障害様の症状を呈することはありますし、また本書…内では愛着の問題についてもあまり触れられておりません。いまあらためてこの事件について考え直すとまた別の精神医学的分析が出来るのではないかと思います。 また、なぜ事件が起こってしまったのかという話とどう裁くべきかの話は峻別して論じた方が良かったです。この事件を引いて厳罰化の犯罪抑止効果について論じるのはあまり筋が良くないと思います。続きを読む
投稿日:2021.02.23
官兵衛
被害者が加害者に転じていくのは、もしかすると流れのようなものになっているのではないだろうかと考えさせられる。
投稿日:2021.02.21
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