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川野芽生 / 文春e-book (11件のレビュー)
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総合評価:
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やむ
少しずつ登場人物や世界がリンクしていくのは素晴らしかった。真夜中にひっそりじっくり読みたい本。 (ただし、きちんと集中して読まないと置いていかれる)
投稿日:2024.02.18
ぽてち
とても短い掌篇で構成された幻想小説である。なかなか格調高い文体であるが(ゆえに?)、イメージをつかみにくい。山尾悠子さんの作品を思い出した。 描かれているのは現実とはまったく異なる異形の世界だ。“奇病…”により、もともと身に備わっていたなにかが失われた。その後、長い時を経て彼らの子孫に再び顕在化する。それによって巻き起こる騒動が綴られていく。 一話完結なのかと思いながら読み進めていくと、意外な形で繋がっていくので油断できない。続きを読む
投稿日:2024.02.17
春の夢うつつ(YOC)/読書
言葉遣いや文章が持つリズムが印象的で読む事の面白さを改めて思い出しました 目の前で次々に世界が切り替わるようでもあり 俯瞰的でもあり 「普通」と「異形」を分ける事の曖昧さや危うさ 失ったのか得たのか解…放なのか 普通って何ですかね…続きを読む
投稿日:2024.01.15
浅葱
長編と聞いて読み始め、最初は連なる掌編集かと思ったが、今読んだ繋がりが次の物語ででき、進むかと思へば逆行し、行ったり来たりする中で時間が溶けて大きな流れになって只々流されていく気持ちよさがある。 奇病…とはなんであろうか。最初は目に見える異物、異形のことかと思えば、それを持たないものにほど蔓延する病があるように見える。 最後に向かい、ここに結末があるのだと知った時の納得感が気持ちいい。続きを読む
投稿日:2023.12.31
むーん
グロテスクで美しい世界観と、歌人である著者特有の詩的な文体が合わさって、聖書読んでいるかのような読書体験でした。
投稿日:2023.12.01
hosinotuki
時系列が前後するが読み終わると深く納得する。異形の者たちは元初に帰ったのか未来へと羽ばたいたのか!翼が生えたり鱗に覆われたり体内に真珠が出来たり角が生えたりもうあらゆるところが変化し人間はどこにいるの…か状態。そんな世界の中で二人の子供が別々に育ち出会いまた別れるといった物語などがいくつか散りばめられ万華鏡のような面白さ。そして詩を読んでいるかのような美しい文章、世界観に堪能しました。続きを読む
投稿日:2023.10.24
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