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呉勝浩 / 文春文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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dai-4
スワンに爆弾にQっていう、着眼点が即ち牽引力のかなりを担う作品と比べ、本作はまあ、普通のミステリ。とはいえさすがの展開の妙で、これだけの長編も飽かずに読み通させる。
投稿日:2024.03.04
コジコジ
「栄光の5人組」を紡ぐ50年に跨る圧倒的なスケール感。必然か偶然か、誤解やすれ違いは時に残酷に時に優しく人々の過去を紡いで未来を織り成す。全体的に漂う雰囲気は荷風の言う「暗愁」であるが、清濁飲み込んで…それでも今を生きようとする潔さに心地よい読後感を感じる。 難点としては、第2章の学生時代の描写がラノベノリであるところと、それぞれの登場人物が生み出す物語に対して真犯人とそれに付随する真相がややパンチが弱すぎるように思う。そこに目を瞑れば素晴らしい大河刑事小説に仕上がっている。直木賞候補になったのも納得の作品。続きを読む
投稿日:2024.01.08
ちもち
栄光からの絶望からの、過去が重荷でありながらもそれが希望でもあり続けるような 過去から現在にかけての思惑が圧倒的だった。 セイさんが個人的にとても切ない。 凄まじく暗いし何も変わっていない気もするのに…それでも圧倒的希望が見える終わりで凄く良かった 何事も切り捨てられる欣太の友達への対応とか、栄光レッドとかにすごくグッとする 濃厚な物語。読めて良かった続きを読む
投稿日:2024.01.03
文藝春秋公式
【幼馴染が遺した暗号、隠されているのは、金かそれとも……】河辺のもとにかかってきたある電話。思い出すのは封印していた真っ白な雪と死体。あの日、本当は何があったのか? 大河ミステリー。
投稿日:2023.07.03
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