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村山由佳 / 集英社文庫 (7件のレビュー)
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こう
このレビューはネタバレを含みます
伊藤野枝中心かと思いきや 当時の前衛的グループの群像劇 真偽はわからないが リアリティがある。 青踏、の時代は政治的な自由だけでなく 性に関しても自由さを求めていたとは 戦う女性がテーマだろうが 当時はこんなに戦ってたのかい 上巻ではまだ大杉栄が顔を出した程度 下巻の期待をしてしまう ついでにさりげなく恩までうりつけるあたり老獪としかいいようがない 懐に飛び込んできた窮鳥を助けてやらねば、という侠気に自ら酔っ払っているだけで、全体重をかけてよりかかってくるようなノエの激情に流されているというのがほんとうのところだろう。 情緒的なところもありながら、それに流されない理知を持っている、こういうことに向いていると思いますよ、 その誇らしさがみるみるノエの新しい背骨になってゆくのをあきらは肌で感じた
投稿日:2024.02.12
ふう(ナオ)
関東大震災から100年。 震災後、大杉栄と、伊藤野枝、幼い橘宗一くんが殺害された。 新聞などで多くの記事を目にした。 伊藤野枝ってどんな人? 詳しく知りたい。 村山由佳さんが書かれた伊藤野枝は魅力的だ…った。 野枝の存在を身近に感じつつ下巻へ。続きを読む
投稿日:2023.10.20
まこと
2022年にNHKでドラマ化されたのを観てからすっかり伊藤野枝にハマってしまった一人の女です。笑 上巻はここで終わるんですね。。。 なんともヒリヒリしたところで区切られて即座に下巻に手を伸ばしました。
投稿日:2023.10.19
honno-遊民
時代を駆け抜け、28歳で虐殺された婦人解放運動家伊藤野枝の評伝小説。 名前だけは知っていたが、このように鮮烈な生涯を送ったとは。 冒頭の文章が、何を意味するのかと思っていたら、野枝の最期を象徴するもの…だった。 野枝を立体的に描き出すためか、野枝自身の視点で進んでいた文章が、章の始めばかりでなく途中でも彼女の周りにいるひとたちの視点で、突然綴られる。 ある時は代準介、ある時は辻潤、またある時は大杉栄と。さらに、堀保子に神近市子と、めまぐるしく変わる。 読み進める際に戸惑いを覚えたことも。 これもひとつの小説方法か。 題名は、野枝がいつか一筆頼まれていたときに書こうと思っていた言葉だとか。続きを読む
投稿日:2023.08.09
jirosora
★3.5 時代が違うとは言え、人としての覚悟が違いすぎて読むのがしんどかったです。 下巻に行けるか…
投稿日:2023.07.27
kitarouchan
伊藤野枝という一人の女の生涯。 社会の当たり前に染まることのできなかった、人として独立した存在はとても眩しい。 明治から大正、新しい思想に目を開かれていく女たちもいれば、それまでの常識の範囲内で過ごし…続ける女たちもいる。 ぞれでも思うがままに続きを読む
投稿日:2023.07.16
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