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今野敏 / 角川書店単行本 (13件のレビュー)
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みかりん
祓い師・鬼龍光一シリーズ 6作目。 今回は警視庁に張られた結界が破られたことで起こる騒動の話。結界とか陰陽師とか、嫌いじゃない世界の話なので楽しく読めた。ただ祓い師の鬼龍ではなく、あくまでも富野の視…点で語られるだけに、伝奇アクション描写がどうしても表面的というか、単なる超常現象にしか見えないのがちょっと難点。まぁ、オズヌよりかは設定が緻密に出来ててリアリティあったかな。 富野が無自覚に異能力を発揮する様は読んでてニヤニヤしちゃう。そこはシリーズ読みとしては欠かせないところ。続きを読む
投稿日:2024.04.18
kitano
このレビューはネタバレを含みます
漱石や荷風をはじめとする江戸っこは明治維新と呼ばず「瓦解」表現した・・・江戸の世・徳川幕府が瓦解したという意味(御一新も使われた) コンの世=坤(ひつじさる=こん)の方角の薩長=さっちょう(警察庁)が成した瓦解を、ゴンの世にするためゴンの党=艮(うしとら=ごん)が再度瓦解を狙う 警視庁を中心に構築された結界を決壊させた、その実行犯である亡者の跳梁に気づき巡査部長の富野が動く・・・いつものトミ氏が鬼道衆・奥州勢・元妙道・萩原宗家など祓い屋たちをまとめ再度結界を構築・・・警察の話になってないw
投稿日:2024.01.23
さや
オカルト×刑事物。 どうやらシリーズものだったようで。あれま! と、思いつつ読了。 今野さんの得意分野×得意分野だった。
投稿日:2024.01.14
硝子
厨二な設定、主人公が何故首を突っ込むのか無理筋なストーリー、そんだけ大事ならもっと上が把握してるだろ感、全てあるんだけど、会話中心のシンプルな文体でなんとか読ませてくる。作家力が表れてる作品でした。
投稿日:2024.01.06
Seigo
オカルト系警察小説。 霊力の世界を信じてしまうと言うか、信じたいと思った。 トミ氏は強い。 プーチンやイスラエルの指導者を祓って欲しい。
投稿日:2023.10.23
bera5227
シリーズ6作目。良いとか悪いとかではなくシリーズが進むにつれ鬼龍の主役度が薄まっていってる気がする。その代わりに富野や亜紀の濃度が増していてそれはそれで良い。 伝奇モノだけど理があるので破綻せずに読め…るのが良いな。 今作は警視庁に結界があるという設定が物語のキーで面白くしていると思う。続きを読む
投稿日:2023.10.13
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