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澤村伊智 / 双葉文庫 (16件のレビュー)
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ka2te2
振り返れば伏線が敷かれていたのね。短編一つひとつもカラーがあって面白かったけれど、それら点を繋いで線としたラスト2話はすごかったなぁ。と言いつつ地底アイドルファンになりました。
投稿日:2024.04.21
pokopoko0713
このレビューはネタバレを含みます
なるほど! そー繋がっていくのか。 改めてSNSが怖いというか、ネットや人の記憶力や証言があてにならないのだなと思った。 リクも別に悪気があったわけではなく、意識が薄れてく中で目にした物をそのまま、なんの気無しに発言しただけで、それはある意味正義だったし。 発した言葉で誰かを救えることもあれば、傷つけることもある。なんだかちょっと怖いな。 井出さんがまさかでちょっとショックだったな。
投稿日:2024.02.12
ptoro
著者の作品は何作か読んでいるが、本作は若干ホラー要素もあるものの、基本的には本格の連絡短編ミステリ。 探偵役の「松戸の地底アイドル」こと「練馬ねり」は完全に、『ぼっち・ざ・ろっく!』の「廣井きくり」で…脳内再生された。 軽妙洒脱な作風なので、年末の繁忙期で摩耗した心身でも楽しんで読めた。続きを読む
投稿日:2023.12.04
natural723
湾沢陸男はウェブマガジン『アウターQ』のライターで、食わず嫌い克服ネタや怪しげな店への取材などとりとめもない記事を書いている。 そんな彼の記事に関する連作短編集。 澤村作品だけどホラー要素は大分少なめ…のミステリー。 子供の頃に噂になった公園の謎の落書きや怪しげなハンバーガー店、絵の中の女性を探したい、など… どの話も派手な怖さではないけど薄ら寒くなるような怖さを孕んでいる。 最終話で全ての話が繋がる内容になっていて色々衝撃的なのだけど、伝えることの難しさ、伝え方を間違えた時の恐ろしさが心に響く。続きを読む
投稿日:2023.10.25
一丁
初めて読んだ澤村伊智さんの作品。短編集でそれぞれの話がもうすでに読みやすく面白いが、その中に伏線があって最後の話へと結びついていく。なるほど、としてやられた感じ。ミステリを読み慣れた人なら違和感にすぐ…気づくのかも。『ぼぎわんが、来る』も読んでみたくなった。続きを読む
投稿日:2023.09.10
ニャーテン
webマガジン『アウターQ』のライター、湾沢陸男が遭遇するホラーテイストにミステリーの謎解きが加わったエキサイティングな取材の連作短編。 露四獣の暗号解読、「歌うハンバーガー」のオチ、歌わない踊らない地底アイドルの練馬ねりや独特な話し方の先輩ライター井出のキャラクター、過去からの伏線が見事に「天国屋敷」と「地獄屋敷」の章で集約されて繋がる諸々の手並みが鮮やか。 今の時代、“見て聞いて、伝えることに関する、大きな罪”は一人一人が自覚すべき課題だな。 ラスト一気に空気が凍りつく「目覚める死者たち」がイチオシのアレ。
投稿日:2023.08.19
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