【感想】「若者の読書離れ」というウソ

飯田一史 / 平凡社新書
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
8
11
12
2
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • 並

    理解はできる考え方だったけど、だからなんだという気持ちになってしまった。5年前の高校までの読書習慣を考えたが、内容のカテゴリー分けは私のその時代そのものって感じでわかる、となった。タイトルで買ったけど私にとって興味深いものではなかった。誰に向けた本かわからないけど半分超えたくらいで読むのやめた。続きを読む

    投稿日:2024.01.31

  • エス

    エス

    中高生の読書に対する3大ニーズと4つの型

    1正負両方に感情を揺さぶる 

    2 思春期の自意識、反抗心、本音に訴える

    3 読む前から得られる感情がわかり、読みやすい

    である。これを効率的に満たすための「四つの型」が存在する。

    ①白意識+どんでん返し+真情爆発

    ②子どもが大人に勝つ

    ③デスゲーム、サバイバル、脱出ゲーム

    ①「余命もの(死亡確定ロマンス)」と「死者との再会・交流」
    続きを読む

    投稿日:2024.01.30

  • meirin213

    meirin213

    飯田一史『「若者の読書離れ」というウソ』読了。イメージで語られがちな若者の読書傾向を統計調査の量的データと人気上位本の内容分析という質的アプローチする。最近の小中学生は「朝読」で読書率があがってるとか、大人の読書量は月平均2冊未満とかふむふむ、と。世の中こんなに読まない人が多いとかそもそも読書するしないは遺伝的要因が社会的要因よりも支配的(ただこの辺の話はエビデンスが弱いような)とかわりと身も蓋もないことをわかりやすく突きつけてくれる。中高生が「読んだ本」の分析は売れ筋本と異なる位置付けをふまえた"読み"はなかなかおもしろかった。政策提言としては中高生に「読ませたい本」よりも中高生が「読みたい本」を、というのはその通りだな、としみじみ。続きを読む

    投稿日:2024.01.19

  • nyonboo48

    nyonboo48

    「若者は読書離れしている」という、一般に思われていることの否定が主な内容かと思いきや、それだけにとどまらず、ではどんな本が読まれているかという点も知ることができてなかなか面白い。朝読によって読書時間は増えているという認識は合っていたけれど、『ハリポタ』とかラノベのおかげで読書時間が長くなっているのでは?という想像は、すでに古くなっていた(って『ハリポタ』は何年前よって話か)。三大ニーズと四つの型による若者に人気の書籍の分類はその世代を知る上で役に立つ。続きを読む

    投稿日:2024.01.03

  • omotty

    omotty

    なんとなく若者の読書離れが進んでいると思っていましたが、そんなことなかったです。
    データの分析やこういった本で知識をアップデートするのって大事ですね。
    「どうせラノベが好きなんでしょ」って少し馬鹿にしていたかもしれません。どんなジャンルも馬鹿にしてはいけないこと、今の若者の好きなジャンルを教えてもらいました。
    大人が呼んで欲しい本を子どもに押し付けないように気をつけます。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.15

  • gaaco

    gaaco

    現代の「若者」の読書傾向を示した本。
    イメージとは異なる意外な話が出てくる。

    活字離れ、と言うが、実は書籍の読書率は2000年ごろからV字回復している。
    朝読などの活動の影響があるとのこと。
    一方、雑誌離れは現在まで続く。
    大筋はこんな傾向。

    では若者はどんな本を読むか。
    意外だったのはここからで、ラノベ離れが進んでいるとのこと。
    大人向きにシフトした結果、中高生層が離れてしまったという。
    たしかに、周りでも今ラノベを読んでいるのは大学生あたりのような気がする。
    それに関わって、中学生が青い鳥文庫などの児童書レーベルから卒業しないという現象も、初めて知った。
    「自分たちのもの」だという気持ちが持てるかが大事なのらしい。

    ラノベの問題として、寿命の短さがある。
    本書の中で、その構造的な問題が指摘されていた。
    内容的には古びていなくても、ジャケットのイラストは短い期間で古い感じになる。
    すると、もう読まない、買わない、となるのだという。
    学校図書館で、ジャケットを外して配架することで、読み続けられることがあるというのは、皮肉な話だが。
    これはマーケティングの問題だと感じられた。
    出版社はロングセラーをあまり歓迎していないのか?とさえ思ってしまう。

    筆者によると、中高生のニーズは以下の3点にあるという。

    1 正負両方向に感情を揺さぶられる
    2 思春期の自意識、反抗心、本音に訴える
    3 読む前からどのような感情が得られるかわかり、読みやすい

    これは、中高生に支持されているフィクションから導き出された傾向のようだ。

    さらに、ジャンルを超えて共通する型(話の型であろうか?)が存在するともいう。
    ① 自意識+どんでんがえし+心情爆発
    ② 子どもが大人に勝つ
    ③ デスゲーム、サバイバル、脱出ゲーム
    ④ 余命もの、死者との再会・交流

    この型については、自分の周囲を見ていても、ああ、そんな感じはあるなあ、と思う。

    この辺り、若者に人気の具体的な作品をよく知っている人が、帰納的に分析したんだなあ、と感じられる。
    (思春期の脳の発達に結びつけなくても十分説得的な気がするのだが・・・)

    非常に刺激的で面白い本だった。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.15

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。