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アントン・ツァイリンガー, 大栗博司, 田沢恭子 / 早川書房 (2件のレビュー)
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総合評価:
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明烏
このレビューはネタバレを含みます
ノーベル賞受賞者による量子テレポーテーションの解説本。 量子力学の本は何度も挑戦しては挫折してるけど、これも相変わらず挫折しました。なんとなく雰囲気ではわかるんだけど、細かい部分になるとどうしてもなー。 量子テレポーテーションとは、私達が一般に想像するテレポーテーションではなく、むしろ情報がテレポーテーションするようなイメージの方が近いらしい。というより、量子もつれをテレポーテーションと言っているだけなんだけど。 二重スリットのような実験から言えることは、情報を取り出した瞬間に(量子の)正体が"確定"するということ…なんだけど、本書でツァイリンガーが語るように「情報を使わなければ、現実について語ることすらできない」。当然、確定していない状態の量子について知ることはできないんだ。量子力学の難しさは多分ここに起因するんだろうね。 あるニート探偵は「知ることは死ぬこと」なんて言ったけど、真実知ることで死ぬことがある…のかもしれない。
投稿日:2024.04.14
Dr.(読多ー)あんころ猫
量子物理学の最大の謎とも言える量子もつれ。 難しいけどとても読みやすく書かれていてまるで小説を読んでいるようなテンポの良さを感じた。 これって翻訳者さんの腕が凄いのかも。
投稿日:2023.09.09
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