新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
小坂井敏晶 / 祥伝社 (24件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
モトカ
作者の思考されたものではなく思考の仕方が自伝がてら語られる。 答えのない、正しい答えが存在しない世界だからこそ問い続けなければならないこと、この世界を異端、異邦として見つめることで、画一化される正しさ…に疑義を与える。 今、この世界に生きるとき、大事な姿勢。 続きを読む
投稿日:2024.04.18
kn42
「解のない世界に人間は生きる。・・・ (中略) ・・・考えることの意味を知ることが重要だ。」 この世界で生きていく上での答えなどない。 自身の問いに向き合えているのか、そう著者に問われてい…る気がした。 とても読みやすく、何度も読み直したい本だ。続きを読む
投稿日:2024.01.12
踊る猫
小坂井敏晶の本を読むといつも(かなりクサい言い方をするが)「知的好奇心」が刺激されるのを感じる。豊富なネタを、しかし散漫に感じさせないだけの豪胆な筋の通し方を以て料理し、こちらに提示する。器用なようで…不器用にも見えるその不思議な著書の魅力は、そのままこの著者の生き様/生き方の魅力でもあるようだ。青春時代の文字通りの放浪の過程、そして学者になってフランスの地で体感した「異邦人」としての自分、それから今に至るまで。道に迷った時はこの本の教えに従って、時には流されながらも一歩前に進み意識を変化させる勇気が必要だ続きを読む
投稿日:2023.01.10
Tomoki
このレビューはネタバレを含みます
文系科目は何のためにあるか。世界には解が存在しないということを理解するため、というのが筆者の考えだ。普遍的な答えがあるとか、普遍的な価値観に基づく世界を作ろうとか思ってはいけない。それは全体主義的な世界であり、逸脱者がいるからこそ世界は維持されるのだ。
投稿日:2022.08.17
田中太郎
同著者の『社会心理学講義』や『責任という虚構』読もうとしたが重かったので、ちょっと寄り道。紆余曲折の末にフランスで社会心理学者として教鞭を執った著者の半生を振り返った本。 異文化の中で培った普遍性を疑…う感性から見た世界を綴る。 「文科系学問は役に立つのか」という章の〆の一文が象徴的だった。 「文科系学問が扱う問いには原理的に解が存在しない。そこに人文学の果たす役割がある。何が良いかは誰にも分からないからだ。いつになっても絶対に分からないからだ。(···)技術と同じ意味で文化系学問の意義を量ってはいけない。」 文科系学問の意義は「人間の原理的な限界に気づく」ことにあるいう。 その認知は知識の矛盾により生じるが、一方で知識は世界を疑うことを忘れさせる。文科系学問は絶対的な解がない故に、人をこの認知へと到達させる。ここまで理解して、この著者による今の人文学への批判を読んでみたいと思った。 「海外旅行をして人生観が変わった」とよく聞く体験談は、その感性が自身の文化を擦り合わせた末の「矛盾」によるものか、その土地の文化への「服従」によるものかによって全く違う意味を持つのだろうなとも感じた。 自己内である程度のアイデンティティを確立してはじめて、異文化や他者と触れた時に「矛盾」が生まれる。そうして初めて単体では成立するが共存し得ないロジックの存在を認知することができ、解がない問いの存在を理解する。 昨今の世界からは、その前提意識が抜け落ちているなと思うなどもした。 続きを読む
投稿日:2022.06.08
たまぼ
自分の頭で考え自分の言葉で話すこと、価値観の崩壊を恐れないこと、多面的にものごとを捉えるようにすること 人生を考え直す良いきっかけとなりました 人とたくさん議論を交わせるようにしていきたいです
投稿日:2022.01.31
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。