【感想】郵便局の裏組織~「全特」――権力と支配構造~

藤田知也 / 光文社
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • りく

    りく

    全著を読んでいたのである程度は知識があるつもりではいたけれどもここまで酷い組織だったことに驚いた
    失った信頼を取り戻し企業として今後も続けていけるのかどうかは誰にかかっているのか?そしてその答えを邪魔してくるであろう時代にそぐわない組織内組織をどう扱っていくのか、個人的にまだ諦めてはいない続きを読む

    投稿日:2023.09.21

  • mayuharu21

    mayuharu21

    郵便局の局長会。全特。任意団体のはずが、自民党を支持し、会社人事にも介入。

    小泉改革により半官半民から民営化されたはずなのに、その実態は旧態依然。

    公務員意識満載。もっと言えば、明治時代の名士のプライド?権利意識?満載。

    そう、明治時代は日本に郵便制度を定着させるべく、地元の名士が資材を投げうって

    郵便局を開いた。日本の近代化に必要だった。

    しかしそれから150年。世の中は変わった。

    大半の郵便はインターネットにとってかわられた。

    郵便局の売り上げは激減。

    銀行、生保が未発達時代とはゆうちょ、かんぽの役割も変わった。

    それなのに過去にしがみつく局長会。

    自分たちの権利を守る自民党の集票マシーンと化し、

    勤務時間中でも選挙運動を行う局長。



    もう明治時代ではないのだ。

    社会の変化についていかなくてはいけないのだ。

    それが過去のまま生き延びようとする。ゾンビだ。

    しかしそれは局長会だけではない。今の官僚たちも似たようなもの。

    明治時代の官僚は敗戦で消えたはずだが、しっかり生き残った。

    自分のトップを天皇からアメリカに置き換えた。

    そして高度経済成長を牽引し、いまは組織防衛、予算確保、天下先確保が優先課題。



    やはり古い組織、変わらない組織はこわさなきゃいけないんだよ。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.27

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