【感想】縄紋

真梨幸子 / 幻冬舎文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
1
5
4
3
0

ブクログレビュー

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  • ナタココ

    ナタココ

    歴史が好きな人におすすめの作品。
    とても面白かった。
    千駄木やおばけだんだん、文京ふるさと歴史科や小石川植物園など、この本のゆかりの地巡りがしたくなる。

    投稿日:2024.05.09

  • めたこ

    めたこ

    このレビューはネタバレを含みます

    真梨幸子さん、女同士のドロドロ系のイメージが強かったけれどこちらはまた全然違う読み味で面白かった。こういう参考文献がズラっと出てくる小説は勉強になる雑学も多くて好き。後半は誰が嘘をついているのかわからない、「信頼できない語り手」の要素もあってわくわくさせられる。
    結局『縄紋黙示録』は出版されたのか、反響はあったのか、五十部靖子の裁判はどうなったのかなどわからないまま結末を迎えてしまうのがちょっと心残り。

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    投稿日:2024.05.05

  • 1999958番目の読書家

    1999958番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    心神喪失を狙って適当に書いた預言の書、のはずが余りにも現実にリンクしている部分が多すぎることに戸惑うことになる作者。興梠なる珍しい苗字でしかも校正者という特殊な職業の人間が、どれくらいの確率で存在するかを考えると、本当にこれは預言の書、ということになってしまうのではなかろうか。アラハバキという謎の神(多分犬の方のマロン)と犬好き殺人犯とストーカー校正者、大麻を吸うおばさん、狂気に囚われた弁護士と編集者、ととんでもない登場人物のオンパレードなのは確か。犬の為に殺人まで犯すのは、ある意味では犬好きの鑑とも言えなくもない、か或いはやりすぎのとんでも人間。普通の人が一人も居ないし、もはや普通に見えなくもない牛来さんも、結構縄紋黙示録なる奇書に精神汚染されている。そもそもまともに思えた最初の人自体が住宅ローン組んでまで、キャバ嬢のマロンちゃんを愛しているストーカー、てとんでもない本でした。で、救世主になるはずの人間はあっさり死に、何故か現実世界にも太陽嵐が押し寄せる。もしかしたら本当にあの世界は滅びの兆しを見せていたのかもしれない。と言うか自然界ではいつだってメスが優位だったりするのに、人間はどうして違うのか。オスが幅を利かせる世界というのはとても特殊に思えてしまうなぁ。だからって、どちらかを奴隷にするのも違うけれど。人間って難しい。

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    投稿日:2024.02.09

  • こあら

    こあら

    歴史的な雑学がいっぱいで読みすすめるのが個人的にちょっと難しかったけど、続きが気になってするする読んだ

    投稿日:2024.01.28

  • makaon

    makaon

    不思議な終わり方だった。
    結局は犬のマロンちゃんがアラハバキ?
    もっと縄紋時代(本は未来かも)の描写を読みたかった~
    ついこの前、同じ男女逆転ものの「パワー」を読んだばかりだったので、デジャブ感もあるが、日本の古代、文明の始まりまで遡っていく謎解きが面白かった。
    本文に出てくる神社や土地は全部辿ってみたい。
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    投稿日:2023.11.29

  • ヒューイチ

    ヒューイチ

    私にとって縄文時代を題材にした本は3作品目!
    そして真梨幸子さんの作品も3作品目!!

    今回の縄文時代は雑学みっちり系!!!

    原始から現代まで続く謎の信仰
    世界滅亡の危機!?
    東京都内で起きる謎の殺人事件と原始の時代の繋がり?

    主人公の校正者、興梠の下に自費出版予定の小説『縄紋黙示録』の校正依頼が来る?
    自費出版である事と、題名からトンデモ小説かと訝しんでいたら、物語に惹き込まれてしまう・・・
    そして、興梠の周囲で起きている未解決の殺人事件が物語との謎の繋がりを示して来る?
    太古の神、アラハバキの謎を知る時、現在と過去と未来は横一線に繋がる!!!

    作中の興梠達が縄紋黙示録に惹き込まれるように、本作の読み手を引っ張るチカラは半端じゃない!!!
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    投稿日:2023.11.16

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