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五十嵐律人 / 文春e-book (74件のレビュー)
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総合評価:
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さくら
このレビューはネタバレを含みます
街の秘密のルールが段々と明らかになっていき、加害者家族が住む街だったという大きな秘密が明らかになる所まではとても面白かった。 ただ最後まで読んでみても、主人公の母親が非科学的な迷信に囚われるような性格であるとは思えなかったし、いまいち犯罪まで駆り立てた心情が理解できなかった。主人公の本当の父親もキャラが濃いのに存在感が薄くてなんとも… 終盤にかけての展開が好みではなかったけど、設定はとても面白いお話だった。
投稿日:2024.05.12
1770445番目の読書家
加害者家族について考えさせられる重い話。 身内が犯罪を犯したからと言って彼らの家族が生活を脅かされる必要はない。加害者家族というレッテルを貼られ肩身狭く暮らしてきた彼らが救済を求めることは仕方ない。た…だ、この救済がいささかカルトチックで外部から見ると狂っているように思う。 自分も、嫌いな父親の血が流れているから大好きなママと父親の血を分別して取り除きたいと願ったこともあった。ただこれはあまりにも非現実的だったが、この夢物語を小説では描かれている。魔女の子は所詮魔女、少しでも悪いことをすると、親も親で子も子だなと考えるようになる。続きを読む
投稿日:2024.05.06
あゆみ
初めましての作家さん。 読みやすく、勢いもあり、でもすごく考えさせられることが多くて、時間をかけて読み終えました。 考えることが多すぎ。感じることが多すぎ。 私の考えはこれだ!と自信を持って言えない…。 人間って難しいよなぁ… 血ってなんだろう。血縁ってなんだろう。 否定したり肯定したり、何が正しいのか間違ってるのか、、迷子になった気分です。 でも、こういうのを味わいたくて、読書をしていると思うので、読んでよかったなと思いました。 普通に生きていたら、考えることもないことを深く考えることができました。 続きを読む
投稿日:2024.04.07
yamanokikuzu
ミステリィとしてのキレは今ひとつに感じましたが、法廷の描写などは現実的で、作者のバックボーンが活かされています。 また、一見特殊と思われる設定に合理的な理由が付いている点には感心しました。
投稿日:2024.03.24
なえまる
362ページ 1700円 2月19日〜2月23日 高校2年になった和泉宏哉は、両親の経営する病院で透析治療を受けていた。共に透析を行っていた同級生の杏梨は、魔女と魔法使いの違いは何かと聞いてくる。魔女狩りについて調べていた杏梨が遺体となって見つかり、宏哉の母が逮捕された。18年前の高校生殺害事件との関わり、母が隠していた真実とは。 何か変な感じが町全体から感じられる。学校も防犯カメラが設置され、校則はなく、すべて法律で判断される学校。共に治療を受けていた杏梨が血を抜かれた状態で発見され、母が逮捕されるという衝撃の展開。法律や裁判の詳しすぎる話に時々辟易してしまう。
投稿日:2024.03.20
ウッチー
『彼女は生まれながらにして魔女だった』 めちゃくちゃ重い話だった。罪を犯した親から産まれた子供は、生まれた時から汚れた血を受け継いでいる。自分の親に意見を言えない子供。子供の人生を決める親。こんな関係…は幸せになれない。こんな事が当たり前になっているこの町はおかしい。自分の親にまっすぐ立ち向かおうとする主人公が、事件の真相を解明していく。続きを読む
投稿日:2024.03.17
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