【感想】ワシントン・スクエア

ヘンリー・ジェイムズ, 河島弘美 / 岩波文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ミユキ

    ミユキ

    未婚女性にはけっこう身につまされるものがある。
    キャサリンは平安だけど幸せかと考えたら悩んでしまう。
    喪失の中で生きる最善策を選べているけど。決して不幸ではないけれど。

    投稿日:2012.01.03

  • nicopun

    nicopun

    財産しか取り柄のない女の子が、財産めあてらしきイケメンに言い寄られ、結婚を決意するものの、お父さんに猛反対されてどうするどうなる?という話。皮肉で殺伐としたストーリーのようでもあり、その一方で、人間のゆたかさや奥深さも伝わってくる感じがして・・面白いです!続きを読む

    投稿日:2011.11.18

  • mamizu

    mamizu

    大人しくて善良だが平凡な娘キャサリンに、求婚者が現れる話

    降って湧いたような素晴らしい求婚者。だが父親も皮肉がひどすぎるし叔母さんはでしゃばりだし、目に見える味方がいない。できるだけ公正に振る舞おうとしているキャサリンがけなげ。こういう大人しくて一途な人間がひとたび何かを決心したら、それに勝てる人は居ないんだなぁ。婚約者モリスは結局最初から最後まで財産目当てだったのか、少しは純粋な愛情があったのか、今ひとつわからなかった。
    その後のキャサリンを慕って、彼女の元に年若い人々が集まるようになる、というのも皮肉なもの。味のある人に、人はすぐには気付かないし、気付いたころにキャサリンはもう自分の人生を決めている。
    続きを読む

    投稿日:2011.10.08

  • 薔薇★魑魅魍魎

    薔薇★魑魅魍魎

    わっ、ヘンリー・ジェイムズだ。

    映画にもなった『ある婦人の肖像』は、ひとりのイザベルという女性のいわく名伏し難い人生を表した作品でしたが、これもまた平凡な女性キャサリンに起こるさまざまな出来事を、人のこころの奥底まで見通した巧みな表現でドキドキはらはら見事に描いた秀作です。

    悲劇のヒロインを自分に感じて読むのも面白いかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2011.09.30

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