【感想】自己正当化という病

片田珠美 / 祥伝社新書
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ms06f2

    ms06f2

    自分にとって見たくないことや都合の悪いことは見えなくなっていることがある…
    他人とのやりとりで『え?』と感じるとき、双方のどちらかに『暗点化』というものがあるのかも
    『例外者』『ゲミュートローゼ』『歪んだ特権意識』なるほどと思いつつ自分は大丈夫か?続きを読む

    投稿日:2024.04.26

  • コルベット

    コルベット

    自己正当化という言葉
    の意味するところは、

    そうとは言い難い状況
    で自己を正しいとする
    ことですよね。

    誰もが、あの人が悪い
    よね、と思ってるのに

    当人だけ、いやあれは
    仕方なかったでしょう
    思い込んでる。

    端から見て痛々しいし
    まわりから人が離れて
    いきます。

    じゃあ、どうすれば?

    答えは客観的な視点を
    持つことだと思います
    が、

    はたして百パーセント
    自己愛を排した視点を
    持てる人がいるのか。

    私を含め多くの人たち
    が自己愛を多分に含む、

    それはちょっと客観的
    な視点とは言い難いん
    じゃないかな?

    という客観的な視点?
    でときどき己の言動を
    振り返り、

    そして微かに、ほんの
    微かに自分の落ち度を
    感じ取り、

    まあ私にも反省すべき
    点はあるかな、と思う。

    というのが、現実かと。

    誰しも多かれ少なかれ
    自己正当化という病質
    を抱えてますよね。

    だからなに?とも思い
    ますが、

    そんなことも自覚して
    ときどき自己点検する
    ようにしようかなと。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.29

  • zhongxia

    zhongxia

    「自己正当化」という病はもはや「現代病」と言えるだろう。
    要因は①強い特権意識②過去の成功体験③想像力の欠如④甘い現状意識
    対処法。①気づく②孤立しない③観察眼と分析力を養う④距離を置く⑤戦うのを避ける⑥面倒臭い奴と思わせる⑦好かれる必要なし続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • きなこもち

    きなこもち

    誰にでも正当化したくなる時はあるけれど、例に出てくる人たちはちょっとレベルが違うと言うか、世の中にはかなり拗らせている人がいるんだなと思うのと同時に、幸い身近にはここまでひどい人はいないことを有り難く思う。

    本書で一番納得したのは第5章の社会的背景。著者が指摘しているように、現在の日本においては、「自分は不利益を被っている」という被害者意識・不満を多かれ少なかれ抱いている人がほとんどではないだろうか。だからこそ、近年特にやたら人を叩きたがったり、怒りっぽい人が増えているのだと思う。正直自分も例外ではない。

    怒ってもどうにもならないし、スッキリするのは一瞬だけで、怒れば怒るほどイライラは増えるだけであるから、イラッとした時こそ冷静にならなければと改めて思った。また、もしこういう人に出会ったら、とにかく関わらないのが一番。残念だけれど、人を変えるなんてできない。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.21

  • けんさん

    けんさん

    具体的な事例を示されて、自分を正当化する人の分析をしており、よく理解ができました。
    過去を振り返って、最近の傾向として、このような人が増えているのかどうか、そういった分析もあればなお良かったかと思います。続きを読む

    投稿日:2023.03.15

  • 石井信之

    石井信之

    〖本から〗
    自己正当化 三つの動機 ①利得 ➁自己愛 ③否認

    こじらせる四つの要因
    ①強い特権意識 ➁過去の成功体験 ③想像力の欠如 ④甘い現状認識

    自分にとって不都合な事実や思い出したくない出来事が意識からすっぽり抜け落ちる現象を、フランスの神経学者k、シャルコーは「暗点化(scotomiwqtion」と呼んだ。

    「無自覚型のナルシスト(Oblivious Narcissist)
    1 他人の反応に気づかない
    2 傲慢で攻撃的
    3 自己陶酔
    4 注目の的でいたい
    5 ”送信器”はあるが、”受信器”がない
    6 他人の気持ちを傷つけることに鈍感

    ヒトラーもプーチン氏も「ゲミュートローゼ」
    「ゲミュート」とは、思いやりや同情心、羞恥心や良心を意味するドイツ語であり、そういう高等感情が欠如している人が「ゲミュートローゼ」

    自分を悪いと思わない人を変えるのは困難

    他責的傾向と表裏一体

    「物盗られ妄想」

    常識が通じない人は一定の割合で存在

    うまくいったのは幸運のおかげという自覚がない

    痛い目に合わないと変わらない

    戦うのは極力避けるべき
    面倒くさいやつだと思わせる
    好かれる必要はない

    続きを読む

    投稿日:2023.03.07

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