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アンドレ・ジッド, 今日出海 / 新潮文庫 (12件のレビュー)
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1973574番目の読書家
私には少し難解だったが表現の豊かさに魅かれて最後までなんとか読破することができた。 月日が経ってから再度丁寧に読み直したい。
投稿日:2024.04.30
ふでやす
再読。前回は感想を書いていませんでした。うっかり。 ナタナエルに語りかける場面から始まる。 彼の体験談(旅の話)やそこから辿り着いた思想をナタナエルに伝える。 旅に行ったことが瑞々しく鮮明に表現され…ている。様々な種類の果実が出てきた。食べると酔う熟れた葡萄とか。甘いジャム食べたり。美味しそう。明日の朝は葡萄のジャムをパンに塗ろう。 彼は知覚過敏なのでしょうか、果実が冷たくて歯が痛いと言っていました笑笑(p94)違ったらごめんなさい笑 ただ、地名の名前が書かれていても私は分からないので、その都度検索をして、追体験出来るように工夫しなければならなかった。また、知らない漢字も多く難しかった。勉強になる。 ナタナエルに自己投影すると、読み方も変わってきて面白い。あとがきも読むと理解が深まり良い。 思想書なので、この詩的な文から、人生観を学ぶことが出来る。 彼がネガティブな考えを吐露する場面もあるが、少し心配性な気もする。それほど過信していないということだろうか。 ポジティブな場面、特にナタナエルに対して語りかける言葉はとても力があり、前向きにさせてくれる、所謂名言が沢山あった。 感動した文を五つ記しておきます。 「未来のうちに過去を再現しようと努めてはならぬ。各瞬間ごとに類いなき新しさを掴み給え」 「一切の物が大切なのは、我々にとって大切なのではなく、物自身にとってなのだ。願わくは君の目が眺められた物であるように」 「果実は風味で包まれる。また辛抱強く生命の喜びで包まれる。果実の肉は、愛の味深い証し」 「それは真珠のように煌かしくもなく、水のように艶々しくもない。けれども小径の砂礫は光るのだ。私の歩む木の下道に光の優しい歓待」 「燐にその光が添うように、我々の行為は、我々に付き従う。我々の行為は、真に我々に光輝を添えはするが、それは我々の身を擦り減らしてでなければ輝きはしない」続きを読む
投稿日:2024.02.12
Daria’s Bookshelf
ヨルシカ×新潮文庫限定コラボを購入しました。(単純にジャケ買いと読んだ事がない作品だから)一言で難しかったです。 P204位で宗教的、哲学的要素があるなあの感想で情け無い感想ですが、何度も読んで理解を…深めていく作品かなと感じました。続きを読む
投稿日:2024.01.07
まい
物事や景色の捉え方、感じ方の言語化がとても豊か。 全体として理解が追いつかないところが多いが、印象に残るフレーズが多い1冊だった。 その一部より --- 欲望の対象の常に偽りがちな所有よりも、いかな…る欲望にせよ、欲望自体の方が私を豊かにしてくれた。 そして素晴らしく美しい。そのくせなぜこんなに美しいのか、君に説明ができない。 わが身に毒虫を飼う喜び。 人生は我々にとっては 野生的で味の変わりやすいものだった そして死の上にようやく花が開きかけたように幸福がここにあるのを私は愛惜する。続きを読む
投稿日:2024.01.04
あちゃん
感銘を受けるには乏しい私の人生経験。 難しかったです! しかし言葉のシャワーを浴びているようで新鮮でした。
投稿日:2023.12.20
りゅうちゃん
なんだこれは。全然分からん。全く分からん。 ジッド、外国人、訳本、だからなのか? あとがきに病気のころ書いたとあったが、それだから? しかし、ロングセラーであり、ベストセラー。俺でさえ本の名前を聞いた…ことがある。歌にもなってる。 なのに、全然分からん。 なのに、響く一文が二つあった…。続きを読む
投稿日:2023.09.29
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