【感想】帆立の詫び状 てんやわんや編

新川帆立 / 幻冬舎文庫
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
3
12
13
5
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • コプ眠

    コプ眠

    新川帆立のエッセイ集。なんで詫び状かというと、締切を破りまくっているのに、エッセイだから結構遊びに行ってるような話も多いから。
    若いだけあって、生き方などに感銘を受けるとかは少なめだったが、色んな興味あることを分析してるのが面白かった。私はアニメの良さについて小説と比較して述べてあるところが好きでした。あとおかしいくらいバッグ好きなとこの話も笑えた。ちなみに私は、みっともなくはないくらいの外見で、軽くて丈夫で本がたくさん運べる肩掛けバッグが好きです。
    ほんの5分だけ読めるとか、短い時間でも楽しめるので、そういうちょこっと読みにオススメです。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.28

  • り

    「元彼の遺言状」シリーズの新川帆立さんのエッセイ。
    同世代女性のためか共感できることが多く、バッグの話がとくに面白かった。私も良いバッグが欲しい…!
    「競争の番人」や「先祖探偵」も読んでみたい。

    投稿日:2024.05.14

  • ゆい

    ゆい

    新川帆立さんのエッセイ集。バイタリティがあって、すごく魅力的な方で、きっとこれを読んだら帆立さんを好きになるだろうな。私も同世代の女性としてかっこいいと思ったし、これからも作品を読んで応援したい。"悪気のないおじさんたち"の話には共感したけれど、人の外見についてジャッジしようとする人についてのお話もあって、自分も無自覚にそうならないようにと気が引き締まる思いでした。続きを読む

    投稿日:2024.04.24

  • Meme

    Meme

    元彼の遺言状の新川帆立さん。
    元弁護士さんとは知っていたが、こんなにお若い方だったとは知りませんでした。
    東大卒、弁護士、人気小説家、しかも若くてかわいい。
    全然住む世界違うなと思いきや、オジサンに嫌がらせされて悔しい思いをしたりするところなんかは共感だし、逆にスペックの高さゆえの苦労があったりと興味深いお方だなと思いました。
    「黒腹の手帳」いつか出版されたら絶対読みます。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.22

  • sakuramura

    sakuramura

    このレビューはネタバレを含みます

    デビュー作『元彼の遺言状』が面白くて、それ以来好きな作家さん。
    エッセイ、興味ある人いるかな、って書いてたが、面白いエピソード、話題が盛りだくさんだった。

    バッグの話は作品とは関係ないけど、バッグへのこだわりの強さがとても刺激的だった。ここまで愛せる、こだわれるものがあるって、大変だけど、楽しいし、かっこいいと思った。

    アニメの話も興味深い。
    オープニングや登場人物の描き方など、小説との違いなんて考えたこともなかった。
    小説が色んな技法によって理論的、戦術的に書かれていることも、小説の書き方を学ぶ講座があることも知らなかった。

    重たいテーマや深い考察が求められる小説も好きだが、忙しく疲れがちな日々の中では、読みやすい、楽しい展開と結末、ライトなミステリーなエンタメ作品は娯楽に程よく、エンタメ作品が軽いとか、商業的と批判される謂れはない。

    作家さんはそれぞれ得意な分野があって、新川さんはアラサー女性が主人公で、経済小説寄りの企業小説、とのことだが、その中でも公正取引委員会を舞台にしようなんて、なかなか考えないと思うので、やっぱり新川さんにしか書けない、思い至らない視点で書き続けてほしい。

    つい先日、漫画の実写化で不幸なニュースがあったが、エッセイにはドラマ化の話も出ていて、新川さんのスタンス、決めていることが書かれていて、実写化との向き合い方にもいろんな考え方があるんだなと思った。
    作家さんによって考えは違うし、出版社の内情などなど深い話はわからないので何も言えないが、原作が好きで実写版を見てがっかりしたり、反対に、より面白くなってたという視聴者の感想はマイナスではないと思う。
    たくさんの人たちが作り上げてくれたエンターテインメントを楽しみ、感じ、考えることができるのはすばらしいことだ。
    「コンテンツビジネスは純然たるバリューを世の中に提供できる」
    新川さんの仰るとおりだと思う。

    何にしても本、小説が大好きなので、本をめぐって争いが起るようなことは二度と無いことを願うばかり。
    原作にも実写脚本にも敬意を払い、多くのバリューが世の中に届きますように。

    〈お気に入り〉
    ・バッグ愛好家の見るアメリカ
    ・税金と戦争と国際法
    ・東大女子という呪い
    ・悪気のないおじさんたち
    ・ドラマ化について思うこと
    ・『競争の番人』制作裏話

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.21

  • りぃ

    りぃ

    「元彼の遺言状」を皮切りに、ほぼ全作を読んでいたので、テキサス州出身、東大卒の作家さんってどんな方なんだろう…という気持ちで、エッセイを手にしてみた。
    やはり、文章がおもしろい!
    「税金と戦争と国際法」にへぇ~と思い、「悪意のないおじさんたち」にちょっとドン引きしたり。
    国が税金を取るのと、盗賊が金を強奪するのは、一体何が違うのか?なんて考えたこともなかった。
    ブランドバッグにまったく縁のない私。バーキンにはなかなかめぐり合うことができず、店頭に並ばない、なんて全く知らなんだ…。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.22

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。