【感想】Good Code, Bad Code ~持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考

TomLong, 秋勇紀, 高田新山, 山本大祐 / 秀和システム
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
2
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • yoru

    yoru

    3年目までの若手エンジニアに向けた、悪い例とその対策について多くまとめられている。具体的に類似の場面に遭遇した際に読み返すのが良い。

    達人プログラマーにもある契約プログラミングやら何やらの話が出てくる。教養として本書と達人プログラマー、プリンシプルオブプログラミングは読んでおくべきかも。

    なお、MANNINGの電子版は固定レイアウトなので、ハイライトやメモができない。PDFやEPUBで欲しい。

    【ポイント】
    ・コメントやドキュメントは目を通される保証がない。関数の名称や引数、戻り値の型などで内容を明確にすること。
    ・問題発生個所の近くでエラーを出すことで早く、可能なら目立つ(ログ送信やクラッシュなど)失敗をさせ、早期対策をする。
    ・Null返却やログ出力などでエラーを隠すのではなく、問題に応じた暗黙的・明示的エラー通知を用いることが望ましい。
    ・読みにくいコードは時間×人数で悪影響する。読みやすくすることで冗長になることがあるが、大抵の場合はメリットが上回る。
    ・単体テストは重要な機能を一つずつテストする。パブリックAPIに注目して行う。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.05

  • nyonboo48

    nyonboo48

    著者、監訳者、訳者のまえがきを読むと、本書を読むと良いことが起きそうだという気がしてワクワクさせられる。そして重要なことだけれど、本書に書かれたことがどんな場合でも当てはまるとは言えないし、そのまま当てはめられる場面も稀であることが書かれていて好印象。各章のまとめはときどき読み返すと役に立ちそう。HOW(どのように)よりもWHY(なぜ)が重要。どのように書くかではなくて、なぜそう書いた方が良さそうかに思いを巡らせながらコーディングをするのが大事。第2章実践編、第3章ユニットテスト編で顕著だけれど、チーム開発で他の人と一緒に開発を行うがゆえに、いろいろと気をつけたほうが良い点が出てくる(未来の自分も他人だと考えれば一人開発の場合も当てはまる)。他の人(未来の自分も含む)からそのコードがどんなふうに見られるかを想像することが重要。続きを読む

    投稿日:2023.12.26

  • あろ@新潟エンジニアマン

    あろ@新潟エンジニアマン

    このレビューはネタバレを含みます

    悪いコードはなぜ悪く、良いコードはなぜ良いのか、理由を丁寧に述べながら実際のコード例を示している点が分かりやすい。
    自分が似たような書籍を色々読んでいることもあって同じようなことを言ってるな〜と感じる部分は多いが、実践した方が良いプラクティスはあまり変わらないということなのだと思う。
    エラーを通知するテクニックについて、例外とnull許容型の扱い方は勉強になった。「ない」ことを示すのに明示的にnullを返すの、近年は良しとする感じなんですかね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.05

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。