【感想】輝石の空

N・K・ジェミシン, 小野田和子 / 創元SF文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • femblem1981

    femblem1981

    (オベリスクの門 のレヴューからの続き)

    読み終わっても当分余韻引きずるくらい好きだったので
    この作者が合うんだろうと(実際私自身が40歳くらいのおばさんですし・・・)
    同じ作者の他の作品も読もうかな~とか思わないでもないです。

    でもきっとこの3部作が一番好きだと思います。たぶん。
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    投稿日:2023.12.18

  • アデニウム

    アデニウム

    終わってしまうのがとても心苦しかった。
    作品のメッセージ性は言わずもがなだが、もはや作中世界を現実との類比の対象にしてしまうのは贅沢がすぎるのではないかと思える。
    特に1部2部までのオロジェンVSスティルとか、オロジェンVS守護者のような単純な対立構造しか見えていなかったところから、長い歴史の中に根を下ろした派閥間の複雑な関係が明らかになるところに超大陸の底知れなさを感じる。
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    投稿日:2023.10.19

  • エスカイア本八幡

    エスカイア本八幡

    破壊された地球3部作の最終巻。旅がふたたび始まっていく。

    エッスンは仲間とともにユメネスへ向かう。その旅は希望のない、いずれは迎える絶滅を少しでも先延ばしにするだけでしかない。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を彷彿とさせる世紀末の旅。その旅でエッスンはカストリマのみんなと仲間になる、彼女の人生で初めてのことだ。ミオブで海賊と一緒に生活したことはあった、でもその一瞬の幸せはオロジェンであることで終わってしまっている。エッスンの心境に変化が出てきている、娘ナッスンを探し出すだけでは無く仲間や人類そして地球を助けるためにオロジェニーを使おうと。

    一方、ナッスンは絶滅した文明の造った地下鉄で地球の裏側に向かう。それまでに父親に弟を殺害され、孤独で過去を隠し続ける母親から逃げ出し、さらに父親を殺害してきた。なにもかも奪われ続けてきたナッスンが初めてシャファを愛することができた。そのシャファも地下鉄の旅で失いかけていく。ナッスンはシャファを痛めつける地球を破壊することに決心する。

    エッスンとナッスンの戦いはエッスンが操るオニキスのオベリスクとナッスンの操る27のオベリスクの戦いだ。オリベスクから発せられる光・エネルギー・波動が感じられる、すざまじい破壊力があることが伝わってくる。2人のそれまでの人生で抑圧されていたものが一気に爆発的に表に出ていく感じが表されている。暴力的なだけではなく美しさもある戦いだ。ナッスンはエッスンが以前の母親ではないことに気付いたに違いない、それによってナッスンも破滅から再生へ考えが変わっていったのだろう。

    ラストでナッスンは地下鉄でスティルネスへ帰るのを躊躇するシーンがあります。ものすごい戦いのあとですぐに結論をだすのは難しいと思います。ですが、なんとか希望を持って生きてもらいたい、でないとこの話は悲しすぎます。

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    投稿日:2023.05.27

  • ボマルツォ

    ボマルツォ

    とてつもなくおもしろい。「第五の季節」「オベリスクの門」に続く第三部にして完結編。3年連続ヒューゴー賞受賞は伊達じゃない。読んでいて興奮しながら読み耽ってしまった。とてつもなく読むのが大変そうなびっしりとした文章なのだけど、読むのが苦ではない。それほど集中して読み続けられるパワーがある。この独自な世界観、内容をここまでありありと目の前に浮かぶように表現しきった翻訳家の方には大きな感謝を送りたい。これを読まないのはもったいなさすぎる。文句なしに脱帽だ。続きを読む

    投稿日:2023.05.12

  • より

    より

    3部作の最終巻。
    発売後すぐに読み始めたものの、前の巻を思い返しながらなのと、視点が色々変わるので最初の方は読み進めるのに苦戦しました。が、半分から終わりぐらいは一気でした。

    読んでいて、父なる地球というフレーズが面白いな、と思いました。母と違い、大地がものを生み出さず、厳しいからなのかな、と思いましたが、作中、男性の方が子供の面倒見ていたりするので違うのかも。父と子は出てきましたが、母はエッスンを代表とした人類だったんですかねぇ?
    この作品はフィクションですが、ここ最近は思いもつかなかった天災や厄災が起こっているので備えることと、助け合いは大事だよなぁとも思いながら読みました。

    発達した科学は魔法と変わらない、という論も面白かったです。今、自分が使っていてもどうしてそう動いているのかわからない機器に囲まれて生きているし、理屈がきちんとわかる人にはわかるんだろうけれども、わからなくても機能を使う事には問題がないという。その理屈部分がわからなくなっても機能が作動する分には使い続けていられるんだろうな、と。

    最後に何故語り口調なのか、なぜずっと彼が語っていたのかがわかりその辺りは彼らが石食いになった過去も含めて「おぉ~」ってなりました。いやぁ、確かに手ごわかった。でも出会えてよかった作品だなって思いました。
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    投稿日:2023.03.16

  • jatp1953

    jatp1953

    ヒューゴー賞に価値無し、ということを再認識するための苦行でござった、と。
    まぁ、女性作家のエキゾチック系、という時点で見切っておくべき、だったんだけど…

    投稿日:2023.03.05

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