【感想】星くずたちの記憶 銀河から太陽系への物語

橘省吾 / 岩波科学ライブラリー
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 0.0
0
0
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • koishi-2018

    koishi-2018

    2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1069.html
     
    新刊棚で見つけて借りました。

    イトカワから「はやぶさ」が採取した試料があまりにも少ないので、そんなので何がわかるのだろうと思っていましたが、
    本書を読んで、石のかけらが 壮大な宇宙の物語を知る有力な手掛かりになると知り びっくりしました。
    そのほかにも、知っておきたいことが山ほど書かれていて、すごく面白かったけれど とても理解できたとは言えない・・・。
    これがわかれば 宇宙関係のニュースも 数倍面白いでしょうね。

    宮沢賢治の作品が、それぞれ7つの章のテーマと関わるかたちで巧みに使われています。
    賢治の鉱物に関する知識の豊かさもさることながら、それを楽しい読み物にしているのに驚きです。
    本書を片手に、宮沢賢治を読み返したいなぁ。

    2016/10/12  予約 10/22 借りる。10/30 読み始める。2017/1/13 読み終わる。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.12

  • sazuka

    sazuka

    『宮沢賢治の作品の中に、「楢ノ木大学士の野宿」という童話がある』という書き出しで始まる本書。それは導入部だけかと思いきや、各章それぞれが賢治の作品によってスタートする。導入部だけでなく、各所にも登場する。

    賢治の作品には、宇宙や鉱石がよく出てくる。まさに星屑たちの記憶。

    『よだかの星』がカシオペア座に現れたティコの超新星ではないか、という話。

    『銀河鉄道の夜』でジョバンニとカムパネルラが手にした天の河原の石。

    『グスコーブドリの伝記』の火山爆発による気象変動。

    『セロ弾きのゴーシュ』の金星音楽団。

    『注文の多い料理店』の序文「これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。」

    など。結構強引な部分もある。けれど、想いの幅が広がる。研究は浪漫だ。

    もちろん賢治の話がメインではない。隕石や彗星の塵、「はやぶさ」が持って帰ってきたもの。そういうものからどんなことがわかるだろうか。でも浪漫だね、やっぱり。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.17

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。