【感想】蝦夷太平記 十三の海鳴り

安部龍太郎 / 集英社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あしげ

    あしげ

    安部流太平記、第三弾。
    いままでの太平記ど真ん中でじゃなく、十三湊の安藤家のお話。個人的にアイヌが活躍するのでとてもうれしい作品でした。
    お話しは前二作に比べれば、ちょっと派手さはないけれど主人公の新九郎が格好いいです。続きを読む

    投稿日:2023.07.13

  • AZUR

    AZUR

    「道誉と正成」、「義貞の旗」に続く安部龍太郎版太平記三部作の三作目。
    津軽で起きた、鎌倉幕府滅亡につながったといわれる「安藤氏の大乱」の物語。蝦夷管領の三男、身長190cmの青年武将、安藤新九郎季兼が主人公。

    歴史小説は、結末が分かっていながら読むのだが、恥ずかしながら「安藤氏の大乱」を知らずに読んだため、「どんな展開になるんだろう?」と最後まで楽しく読むことが出来た。
    津軽海峡を船で航行する場面は、とてもスリリングに描かれており、難所なんだなぁと思った。

    文庫本とはいえ、一冊600ページを片手に持って読むのは少々難儀だった。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.22

  • だまし売りNo

    だまし売りNo

    鎌倉時代末期の陸奥の安藤氏を描いた歴史小説。陸奥には和人とアイヌが共に住んでいた。アイヌ対和人というより、アイヌの中でも和人の中でも対立があり、それぞれ同盟関係になっている。
    護良親王は超自然的な能力を持った人物として描かれる。これは同じ著者の『婆娑羅太平記 道誉と正成』『義貞の旗』と重なる。
    主人公は政略結婚するが、家同士が対立する。『ロミオとジュリエット』のように家が対立しても愛を貫く展開にはならない。家同士が戦う中で愛を貫くならば一方が家を捨てることになる。相手にとっては御都合主義である。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.25

  • オールマイティ

    オールマイティ

    戦の場面が数多く出てきたのに、主人公が一度も刀を使わなかったのには、驚いた。鎌倉時代の末という戦乱の時代に、こうゆう武将もいたというのは驚きだった。

    投稿日:2022.11.08

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