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安房直子, 北見葉胡 / 偕成社 (19件のレビュー)
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koringo
安房直子の初期の作品が中心。 『鳥』耳のお医者さんが見た耳の中の海とカモメ。『てまり』たもとに入れた手毬を覗くと見える景色。『ふしぎな文房具屋』画用紙に描かれた絵に、虫メガネの眼鏡をかけて見える世界…。『海の口笛』かけはぎ屋が青いドレスの小さな穴にみた海の中など、小さな穴を覗き込み、そこに別世界を描いて見せてくれる。 また『きつねの窓』のように指で囲った窓や『夕日の国』縄跳びの縄の中『北風のわすれたハンカチ』『ハンカチの上の花畑』のように切り取られた部分に魔法を鮮やかに広げて見せてくれる。そのことを安房直子さんは手品のような魔法といっている。 ハイファンタジーではなく、日常の中にひっそりある小さな魔法のお話しを久しぶりに読んだ気がする。それが懐かしくて、これほど心魅かれていたことを想い出した。続きを読む
投稿日:2021.03.13
ラッキー
なんて良質なファンタジー集なんだろう。きつねの窓は子供の教科書で初めて読んだが、他にも素敵な物語がたくさん。小さいやさしい右手が、切なく心に残った。他の作品もよみたい。
投稿日:2020.01.14
5ma4ba
目当ては「きつねの窓」で、やっぱり何度読んでももの悲しい話だけど好きだなあ。この本の中に親を撃たれた子狐と熊とがいて、現実だと害獣なんだろうけど、やっぱり悲しい(/_;)忘れられちゃう精霊や、手を切ら…れた魔物や、この子たち、この後幸せになってくれなきゃ悲しすぎるぞ(´;ω;`)小鬼と魔女の娘の話もなんか好き。こえだちゃんて呼ぶ小鬼が可愛いし、褒められて嬉しい魔女の娘の気持ち、わかるわ〜。続きを読む
投稿日:2019.07.03
f0314087
このレビューはネタバレを含みます
タイトル通り、ちょっと物悲しい短編集。 後ろにいくつかエッセイも載っているのが嬉しい。 同人活動をされていたそうで、1970、1980年の事なのか~。。。 全然色褪せない、素敵な作品ばかりなので、もっと最近の方かと思っていた。 お亡くなりになっているのか。。50歳!!若い!! 牧村 慶子さんイラストの『北風の忘れたハンカチ』、この一冊が子供の事とても好きだった。 80歳でまだご存命との事。 安房さんが学生時代受けていた講義の先生はムーミンを翻訳した山室静氏!! 知らなかった~!! 高校時代、ムーミンシリーズにハマって読んでいたけれど。。 『きつねの窓』が教科書掲載で有名だけれど、本人曰く 国語の教育が文学の教育と言葉の教育からなるものだとしたら、文学の教育として取り上げられて欲しいとの事。 少し前に教科書掲載にあたっては文字数制限や表現の変更等、編集者と作家の間の葛藤がツイッターで話題にあったが、 いずれにせよ、教科書で読むことによって他作品を知るきっかけなったりするのだから 双方、うまい方向に行けばな。。と思ってしまう。 (『あのころはフリードリヒがいた』 教科書はベンチの話だけだったけれど、これは絶対完読した方がいいと思う!!幼少期や戦争のラストとか。。 教科書に無ければ、特に海外の作品を知る機会はないので。。)
投稿日:2017.03.17
chineseplum
どのお話にも透き通った色を感じる。好きな人を失ったときに「堪える」姿が心に残る。ほんわりとこころがあたたかくなるのもあるけど、泣きたくなるのもある。
投稿日:2016.01.11
s0707pompri
この本は小学5年生くらいのときに図書室で見つけました。 幻想的な物語が収録されたもので、その中でも私は「空色のゆりいす」「鳥」「夕日の国」「小さいやさしい右手」が好きです。
投稿日:2014.03.15
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