【感想】身代わり花嫁の誤算 俺様皇太子の一途すぎる独占愛

宇奈月香, 幸村佳苗 / ティアラ文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
0
2
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • かおり@iRoakg

    かおり@iRoakg

    情けないヒーロー好きにはたまらないお話でした。宇奈月香さんて、カッコつけてるのに土壇場で土下座しそうなヒーロー書くのが上手い。

    投稿日:2022.08.30

  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    理屈抜きで魂から惹かれ合う愛もあるのだろうなと読んでいて思った。
    記憶がなくても、髪の色が違っていても、明確に言葉では説明できない状態であっても、初対面でお互い感じるものがあったことがその証拠。
    特にヒーローは長年の想いを拗らせていたから、余計に把握が早かった。
    本人に人違いだと散々言われ、周囲からも止められる中、皇太子の立場を時々(いや多々か?)逸脱しての猪突猛進っぷり。
    いや、ちょっと待て待て、突っ走りすぎだと心配になるほど。

    特に火事の一件からの押し倒しは「待て待て待て待て!!!」と読んでいるこちらが非常に焦った。
    彼女が彼の長年の想い人であることは間違いはないのだが、彼女自身がまだそのことを思い出していないし、そもそも火事のせいで大混乱しているさなかにやることじゃなかろうにと。
    彼自身の立場も盤石なものでもないのに。
    諸々の問題が何一つ解決していない中での情事。
    想いだけで突っ走っている彼の何と青臭いことよ。
    俺様皇太子の筈なのに、どんどんヘタレというか、ワンコ化していくんだよな……しかも、躾ができていない感じのワンコ(要は待てができない)

    それに比べて、主人公の彼女の方が、色々と弁えていた気がする。
    彼の想い人(何しろ彼が勝手に付けた名前で呼んでいたため、主人公の名前と違っていた)は自分ではないと思っていたし(故に随分悩んだ)自分が皇妃としての器ではないことも弁えていた。
    過去のことを思い出してからは、王国軍に粛清された人の娘、つまり咎人の娘だから、より彼に相応しくないと悩み続ける始末。
    これについては後々真相が明らかになるが、大嫌いと否定しつつも惹かれていく想いを必死に殺そうとしていた彼女の方が余程大人だった。
    ヒーローはただ想いを伝えるばっかりで、あまり実が伴っていなかったし。
    そりゃ彼女の侍女にボロクソ言われても仕方がないとは思う。

    でも、それでも彼の愛は本物だった。
    彼女が瀕死の状態になってからは、見ていられないくらいの憔悴っぷり。
    皇太子がそれでいいのかと色々な意味で心配になったが、彼女なしに生きていけないのは間違いないのだろう。
    最後は本当に怒涛の勢いでの弱体化……これでは、どちらが子供か分かったものではない。
    まさかここまで可愛いキャラになるとは思わなかったよ、アーロン様。
    女性陣の方が本当に逞しかったからなあ。
    侍女もしかり、主人公のライバルキャラもしかり。

    主人公の過去に関わる陰謀の真相に迫る話でもあるので、ラブロマンスの中に謎解きな要素もあり、最後まで恋愛面でも謎解き面でもハラハラさせられた作品だった。
    突っ走るだけの彼が周囲をちゃんとまとめて、その上で主人公を手に入れる展開が終盤までどうしても見えなかったから。
    まあ今後は彼女が傍にいることだし、どうにかなるだろう。
    ……多分(まだ心配はしている)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.11.03

  • 蜜柑

    蜜柑

    幸村様の絵が素敵すぎて、残念なヒーローとのギャップに違和感がっっ(笑)いや‥‥幸村様の描く素敵すぎるヒーローが笑顔で笑えるのか⁈⁈(o´艸`)とにかく違和感が(笑)(笑)(笑)しかし私は嫌いなヒーローでした(^_^)まぁ優しいけど‥‥無理だわぁ(笑)面白かったけどね(^_^)続きを読む

    投稿日:2019.09.19

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。