【感想】ひどい民話を語る会

京極夏彦, 多田克己, 村上健司, 黒史郎 / 角川書店単行本
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
10
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5
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ブクログレビュー

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  • 黒岡伸治

    黒岡伸治

    座談会形式の本
    ウンコの話が凄く多い点は今ひとつ、なるほどと思うが民話を読もうとは思わなかった!
    すいません。

    投稿日:2024.04.11

  • ハル

    ハル

    タイトル通り、本当にひっどい話のオンパレード(褒めてます)。
    ひっでぇなあ!とゲラゲラ笑いながら読了。

    投稿日:2024.03.10

  • いろは

    いろは

    幼少期、母に寝物語をねだると段々と眠気でむちゃくちゃな話になっていった。それが面白くて私は余計にお話をせがむ。民話もそうやって紡がれてきたんだろうなぁ。
    綺麗に整頓された物語は、そりゃあ完成されているけれどそこにはない刺激が民話にはある。
    なんて真面目に感想を述べてみたけれど、そんなことよりも語り口が面白すぎてゲラゲラと笑いながら読んでしまった。民話にガチレスしないで欲しい、笑ってしまうから。
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    投稿日:2023.10.13

  • Smith, Ordinary. Person.

    Smith, Ordinary. Person.

     娯楽が少ない時代において、貴重なその一つだった「民話」。現代までに伝わるのは、時代を経るにつれて洗練され、専門の学者に拾われ、近現代の(一部の人間による)価値観に合わせて改変されたり歪曲されたりしたものばかりである。では、日の目を見ない、歴史の闇に眠る民話のバリエーションとは――?
     メジャーな昔話の陰に埋もれた選りすぐりの「ひどい民話」を掘り出して紹介する伝説的トークイベント「ひどい民話を語る会」を書籍化! もしかしたら、あなたが昔読み聞きしたのに、現代では消えてしまった話も出てくるかも?

     かつて昔話は、子供を寝かしつけたり暇を慰めたりするために語られるものでした。「つまらない」とか「それもう聞いた」とかで子供が耳を傾けない。そうならないよう、語り部は創意工夫をします。なんなら相手の様子次第で、語っている途中でアドリブで話を変えてしまうことも。そして話を盛ったり展開を変えたりして、バリエーションが増えるわけです。
     もちろん語り部もただの親だったり親戚だったりするわけで、語りのプロではないので結局話として破綻していたり、シモネタエロネタのオンパレードになってしまうことも。 ――でも。
     もう一度言いますが、娯楽が少ない時代において、「民話」は貴重なその一つでした。語る人の数だけバリエーションは増えます。その中で傑作も生まれれば駄作珍作も生まれます。その駄作珍作こそが「ひどい民話」なのです。
     「ひどい民話」こその珍妙な味わい。言わば珍味のようなもの。これをバッサリ捨ててしまうのは勿体ないと思う人は、ぜひ本書を元に民話の世界へ入ってみてください。もっと「ひどい民話」が見つかるかもしれませんよ?
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    投稿日:2023.08.22

  • lilymikkai

    lilymikkai

    京極夏彦をはじめとする妖怪譚とか民話を収集している4人が集まってひどい民話を語る本。
    ひどいってどういうひどいだろうと思ってたけど、思った以上にひどい。とにかくウ⚪︎コとオナラの話がほとんど。昔からそういう下ネタで人々が笑ってきたんだなあと思うと感慨深いけど、それでもひどい。
    桃太郎のおばあさんが川に洗濯に行くのは便所の屋根を修理してて便所に落ちたおじいさんの服を洗うためで、おじいさんが芝刈りに行くのは屋根の修理の材料を取るためっていうのがとても面白かった。
    しかし民話って、オモコロでやってる「伝言盛り盛りゲーム」とほぼ同じだな。

    追記
    児童文学作家の松谷みよ子さんって誰だろうとググったら、「いいおかお」の作者さんだった!「いいおかお」もすごいシュールなので色々繋がった。
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    投稿日:2023.06.28

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「「囲炉裏端にはコンプライアンスもポリティカル・コレクトネスもないんです。そして――。ひどい民話が誕生するんです」京極夏彦(「はじめに」より)

    「桃太郎」の冒頭でお爺さんは柴刈りに、お婆さんは洗濯に行く。その理由とは……?
    メジャーな昔話の陰には数々の「ひどい民話」が埋もれている。妖怪を愛好する面々が縦横無尽に語る、知られざる民話の世界。全国各地から選りすぐりの民話を紹介する、伝説的トークイベント「ひどい民話を語る会」が、満を持して書籍化!学問としても芸術としても敬遠され、表舞台からパージされてきた荒唐無稽な口承文芸「ひどい民話」は、語りのエンターテインメントだ。
    ※下品な話が苦手な方はご遠慮ください。」
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    投稿日:2023.05.19

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