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三國万里子 / 新潮社 (38件のレビュー)
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fuumizekka
ほんとに編み物作家さんなんだろうか、って何度も何度も驚嘆したよ。 お会いしたことも、お話したこともないのに失礼かもだけど「らしい文章」だと思った。そういうのが書けるってすごい。 だからほぼ日さんと…仲良しなのも、ストンと落ちた。エッセイだけど、思想みたいな哲学みたいなことを書かれてますもんね。 これだけ有名だと、華やかなことばかり想像してうらやましく思う自分もいたのだけど、なじめなかった学校のことやお父さんとのこと、いい具合に助けてくれる叔父さんとのナナメの関係など、傷ついたり起き上がったりしながら、歩まれてきた道を読ませてもらって、共感が膨らんだよ。 どんなデザインをして、どんなモノを編みたいかを持ってるって素敵です。そしてなかしましほさんのお姉さま!続きを読む
投稿日:2024.05.11
deroderoh
ブルータスかポパイで紹介されていて、興味を持った本。 筆者は編み物作家なのだけど、エッセイが本業なのではないかというくらい、あっさりと深いエッセイを書いている。 なんでもない様な話で、さらさらと書…いているんだけど、切り取った描写以上の行間から情緒が感じられる。 最初の「三國さん」とか、なんでかわからないけど、最後のフレーズで、涙ぐんでしまった。 瞬間と永遠が一瞬で切り替わったような、奇跡をみたような。 普段から、自分の感性でよく観察されてるから、ここまで書けるのだろう。 あとはやはり文学的な素養が元々深い方なのだと思った。続きを読む
投稿日:2024.05.04
あめり
読みたいと思っていた本です。 想像以上に文章も内容も良く、心にスッと入ってきたエッセイでした。 子供の頃、大人になってから…その時の思いと家族達との思い出が綴られています。 特にひろしおじ・早退癖・2…3歳が好きです。共感もしたし、そういう道もアリなんだなぁとか。 ままごとも味わい深くとてもよかったです。続きを読む
投稿日:2024.04.25
あかぬ
ニット作家の三國万里子さんの随筆。専業作家ではないけれど、とても素敵な文章を書かれる。三國さんだけの世界がしっかりと存在していて、そこをこっそりと覗き見させてもらってるような気持ちになった。 息子さ…んにニンテンドーDSを買ってあげるお話が特に心に残った。息子さんはみんなが持ってるDSをいらないと言っていたそう。母が自分は自分という考え方をしているから影響を受けて、息子が人と同じ遊びをしないという縛りを自分で作ってしまっていたとしたら申し訳ないな、と思い三國さんは入院してしまった息子さんにニンテンドーDSとポケモンを買ってあげる。そんな考え方をできるのがとても素敵だと思う。自身の周りに迎合しないある種アーティスト気質な所を押し付けるでもなく、息子はゲームをやりたがらないからラッキー、でもなく、自分と一緒に暮らす事で少なからず影響を与えていないか省みるというのは、相手をこの上なく尊重していないとできないと思う。 小さな頃から自分の世界をしっかり守って、きっとそのせいで生きにくい事も多々あったと思うが、だからといって簡単に手放してしまわずにしっかりとその世界と一緒に生きていく覚悟を持っている方だと感じた。大人になってするお人形遊びや、アンティークジュエリーとの出会いなど、とても楽しそうに過ごしているのも魅力的。続きを読む
投稿日:2024.04.05
れこれこ
なかしましほさんのお姉様 編み物と家族と好きなものと いろんな経験をして上手に引き算して 居場所を掴んですごくすごく素敵な世界に住んでいるひとだなぁって 一気に読んでしまった
投稿日:2024.03.23
羊さん
ニット作家の著者が、自分のこれまでを語る。 決して裕福な家庭では無かったといい転校も多かった幼少期や、東京の大学での生活や卒業後のフリーターのような生活などなど、ステキなニットのバックには、こんな来し…方があったんだ!続きを読む
投稿日:2024.01.27
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