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林泰広 / 光文社 (5件のレビュー)
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総合評価:
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tamako
瀕死の相棒をかかえて廃墟となった中世の城壁に身を隠すことになった”俺”。そこはかつて魔物が召喚されて棲んでいたという伝承があり、実際に魔物が現れる。いっしょに逃げ込んだ人々が殺されていく中で、相棒を助…けようとした”俺”の決断とは… いきなりファンタジーで驚いたが、話の骨格はミステリー。伝承と実際目にした魔物の能力から、かつて何があったのか、いま何が起きたのかを推理する。瞬間異動の謎にそれほど驚きはなかったが、ラストで事態をポジティブに受け止める主人公たちが一番の驚きだったかも。続きを読む
投稿日:2023.04.06
ともりぶ
急に本編始まった感じで世界観がよくわからないまま魔物登場。ミステリーというよりは状況を理解するための推理か。するする読めて面白かった。
投稿日:2023.02.12
housekeeperz
このレビューはネタバレを含みます
かつて「魔物」が召喚された中世の古城に隠された「空中牢獄」。そこに逃げ込んだ数名の男女。そこに現れる魔物。かつてそこではなにがあったのか? なかなか楽しめました。 ボリューム的に中編くらいの文章量でしょうか。さらっと読んでしまいました。一種の特殊設定ミステリなんでしょうけども。。。キモは「魔物の瞬間移動」の謎なんじゃないかと思ったけど・・・あまり謎でもなかったかな。あからさまに「いやこれうつりかわってる」って初見で思えてしまったし。。。そこを除けばかなりベタなオーソドックスな謎しか残らない。 でもまあそこはそれ、そういうものだと割り切ってこの特殊な世界観を楽しみましょう。さらっとすっきり読めてこれはこれでよかったです。
投稿日:2023.01.17
ナガサキ
個人的に最初は「これはミステリーなのか?」「どういう世界観なのか?」という疑問が浮かんで、中盤からは一気にファンタジー色も強くなるので、ますますジャンルがわからなくなっていったが、ある一定の時点から途端にミステリーへと変わった。事前情報をあまり入れずに読んだので、このような展開になるのかと驚きがあり、その時点でも面白かったが、終盤にかけて加速するようにその面白さが増していった。 タイトルからも読み取れる通り、恋愛小説の側面も兼ね備えており、様々なジャンルが入り交じってはいるが、主軸はミステリーであり、こういったパターンのミステリー小説は新鮮で、とても面白かった。
投稿日:2022.11.07
光文社 文芸図書編集部
君が生きのこらせる方法はこれしかなかった――。中世に作られた城壁の隠し部屋に魔物が現れた。次々に人が殺されていく中、君の命を救うために仕掛けた、必死の俺の禁断のトリックとは!? 魔術師・林泰広の技が冴…える空前絶後のマジック・ミステリ。続きを読む
投稿日:2022.08.31
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