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大島真寿美 / 小学館 (40件のレビュー)
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総合評価:
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黒い☆安息日
このレビューはネタバレを含みます
仕事を辞めてしまった美月、母親の友人の市子のところに転がり込み、次の仕事や将来をなんとなくボヤボヤと模索する現状にやってくるコロナ禍と自粛社会…と、こう書くとなんだか、居心地の悪い小説のようだが。 実は「虹色天気雨」「ビターシュガー」の続編になる。美月が転がり込んだ市子は美月の母親も同然の人だし(これが分かってないと行動の意味が違ってくる)、美月の周りの人たちの破天荒な言動も懐かしくじわじわ思い出せてくるし。 コロナが社会に与えた影響はここまで計り知れない。東日本大震災とコロナが日本に与えた衝撃、経済大国だったはずが先進国の輪からも外れかける体たらくだが、それでも俺たちは生きていくわけだし、どうせい生きていくなら、たくましくふてぶてしく面白おかしくきちんと生きていこうと思った次第。 ところで、この小説のレビューを読んでると思った以上に評価が低く、その内容も「アラサーが勢いで仕事辞めて周りが助けて楽しく生きるみたいな非現実的でご都合主義な本」みたいなことが多いようだが…。やっぱ前2作読んでおいた方が…この本の魅力は続編であることが前提だと思う。
投稿日:2024.04.10
ちゃむじゃむ
ちょうど自分がこれからの将来について悩んだときがたまたま27歳で絶対に読まないといけない気持ちに駆り立てられた本 これの前の2巻読んでなかったけどこれだけでも十分理解出来たし読んでよかった
投稿日:2024.02.21
木綿豆腐
会社辞めて人の家に転がり込んでなんとなーく過ごしてたらなんだかんだでうまくいってる 「ふーん」って感じです
投稿日:2024.01.05
ohatsu
自分の本当にやりたい事がわからなくなり大手企業を退職。母の古くからの友人市子宅に転がり込み、職探しの最中コロナ下に突入。でも市子の紹介で辻に会ったあたりから面白いくらいに都合よくやりたいことはこれだと気づき、お仕事も同じく無職の友人ともどもみつかり大団円。なんなら彼氏もできちゃうかもという雰囲気もあり。読みやすかったが、現実はこんなに甘くないし、そんなに知人関係に恵まれているなんて稀だと何故か僻みたくなる読後感だった。
投稿日:2023.09.28
わかばみち
私が20代後半から30歳ぐらいだったらもっと入り込んで共感できたのではないかと思う。 青空の下、光がふりそそぐ中で飲むぶどうジュースの描写は好きだ。そして、自分が生まれる前から年上の友人たちはずっとこ…の世界に存在していて、生活をしてきたという事実を実感する場面は良いと思う。続きを読む
投稿日:2023.09.21
だい
30代を目前にして退職、そしてコロナ禍に見舞われた女性の話。 自分と同年代。 今思えば懐かしき緊急事態宣言、不要不急の外出自粛。 コロナ禍で得られなかったものも多くあったのだろうけど 個人的にはコロナ禍で得たものの方がとても大きな意味を持っていたし、人生の糧と刺激になった。 いつでも前向きに今を生きれば何か進む。 調子に乗れるんなら調子に乗ってぐんぐん進んでいったらいい、こけるときゃこける。どうせこける。こけるに決まってる。だからこそ、調子に乗ってこけるとこまでいったらいいんだよ、こけたらこけたでいいんだよ。 三宅ちゃんいいこと言うね。 巻末の前編となる物語 虹色天気雨 ビターシュガーも読もうかな。
投稿日:2023.08.12
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