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朱野帰子 / 双葉文庫 (25件のレビュー)
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よむこ夫人
ポンコツアラサー男子である主人公・紙屋の唯一の特技は 「文章を書くこと」。 老舗製粉会社に就職したものの、あまりの仕事のできなさに「何もするな」と言われる日々。 そんな紙屋が文章を書くことで社内の問題…を少しずつ解決していく、というストーリー。 ライバル(?)の女性があまりにも卑屈すぎて この女子ごるぅあ…ってなったり、 紙屋のダメっぷりにも「え…」ってなったものの 人の心を動かす文章が書けるのは、正直いいかも。 お仕事系小説とはいえ、少し毛色の違う話だったけど、 社内にあふれる様々な文書に焦点をあてた小説というのは なかなか新しい感じがして面白かったです。続きを読む
投稿日:2024.04.01
麦の海
このレビューはネタバレを含みます
只のエンタメ小説として楽しもうと思っていましたが、営業として意外と参考になることがありました。 プレゼン資料は話す人に合わせて作ってあげる必要がある。話し慣れている人と慣れていない人では、資料も変えたほうが良い。私は話し下手な方なので、プレゼン資料は読み上げるだけで成り立つものにしたほうが良いのだなと感じました。
投稿日:2024.02.29
mokamoca
アサラー男子で何も出来ない紙屋。 正社員の働き口を探している最中に派遣先を首になり、なんとか内定をもらったのは製粉会社だった。 家族は父母共に有名所で、兄も海外で活躍している。 自分だけが仕事も出来ず…、周りに迷惑を掛けてばかり。 就職出来た製粉会社でも、ミスばかりで後始末に手間を掛けさせてばかりで、何もしないでくれと言われる始末。 ただ、紙屋は文章を書くのを得意としており、それには自信があった。 それを評価され、少しずつ自信がついてくる。 そして、紙屋の長所は正直過ぎるところ。 自分の出来るところで、自分の居場所を見つけていく。 2023.12.3続きを読む
投稿日:2023.12.03
1minute
実際、こんなに仕事の出来ない人が入って来たら たまったものではないが、それはそれ。 フィクションとしては楽しめた。
投稿日:2023.10.06
hanateru
文字を、文章を書くことの小ささを自覚していて、それでも書かずにはいられない「ものかき」の端くれとして、主人公・紙屋さんの奮闘ぶりが心地よいやら歯痒いやら。 欲を言うともっと紙屋さんの文筆エピソードを読…みたかったなあ。続きを読む
投稿日:2023.07.27
太極堂
「比較優位と月をさす指」 フォローしている読書家さんの本棚に面白そうな本を見つけて早速購入。こういう出会いがあるのも屹度SNSの醍醐味なのでしょう。 主人公の紙屋くんは仕事ができない。 唯一の特技…、文章を書くことも中学の読書感想文コンクールで佳作を取った程度である。しかし他に何もできないが故に文章を書くことに一切の妥協がない。 だから面接の想定問答でも嘘をつくことができなかったし、安易な代筆もしない。 真摯に書くことに向き合っている。 周りの人とか、組織とか、社会とかを変えるのはそういう人間なのかもしれない。 紙屋くんの優秀な兄は、優秀であるが故に却ってこれだけはという取り柄を磨き上げることはなかった。兄は紙屋くんのことを羨ましいと思っていたと吐露する。 そして「会社はやりたいことをやる人間のためのものなんだから」と言い切り「そういう奴のやりたいことをさ、俺みたいな、特技はないけど、度胸と図々しさだけはある奴が、あちこち走り回って実現させる。それが会社だよ。」と続けた。 それが「どんなつまんない取り柄でも一つでもあれば会社でやっていけるもんだ」と兄が云っていたことの含意なのだろう。 紙屋くんのような生き方は難しいけれど、惹かれるところがある。 思想と生き方が一致している人を、インテリゲンチャというらしい。そんなところ。続きを読む
投稿日:2023.05.24
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